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新しいインフルエンザ検査nodocaを導入しました~痛くないインフルエンザ検査~

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鼻に綿棒を入れる検査が苦手な方・お子さんの検査を心配される親御さんへ

新しいインフルエンザ検査nodocaを導入しました~痛くないインフルエンザ検査~

当院では、のどの写真をAIが解析する痛みの少ないインフルエンザ検査機器「nodoca(ノドカ)」を導入しています。口を開けて撮影するだけで、数秒〜十数秒で判定でき、発症早期(発熱後12時間程度)でも精度が高いのが特徴です。2025年10月からは新型コロナのスクリーニング判定機能も追加されました。特徴・費用・従来検査との使い分けを、内科専門医の院長が解説します。

2024年12月2日公開/2026年8月29日更新(新型コロナ判定機能の情報を追加しました)

この記事のポイント

  • nodocaはのどの画像と症状をAIが解析する、日本初の「新医療機器」承認AI検査機器
  • 鼻に綿棒を入れないため痛みが少なく、判定は数秒〜十数秒
  • 発症早期(発熱後12時間程度)でも精度が高いのが従来の抗原検査との大きな違い
  • 費用は保険適用で305点。従来の抗原検査(301点)とほぼ同等
  • 2025年10月から新型コロナのスクリーニング判定機能が追加(同じ撮影1回で実施)
  • ただしコロナ判定は「判定保留」となることが多く、確定には従来の鼻からの検査が必要

nodoca(ノドカ)とは

nodocaは、咽頭(のど)の画像と体温や自覚症状等をAIが解析することで、インフルエンザに特徴的な所見や症状等を検出するインフルエンザ検査機器です。厚生労働省が定める「新医療機器」の承認を、日本で初めて取得したAI搭載医療機器です(2022年4月承認)。

AI搭載インフルエンザ検査機器nodoca

口を開けて、専用カメラでのどを撮影するだけで検査ができます。今までの鼻咽頭に綿棒を入れる検査と比べて痛みが少なく、判定結果も判定開始から数秒〜十数秒でわかるので、患者さんへの負担が小さく実施できるインフルエンザ検査です。

nodocaの3つの特徴

① 痛くない:鼻に綿棒を入れません

従来のインフルエンザ検査は、鼻の奥に綿棒を入れて粘膜を採取するため、強い痛みや不快感を伴うことがありました。nodocaは口を開けてのどを撮影するだけです。痛みがないというのは、小さいお子様をもつ親御さんにとっても大きなメリットです。

nodocaの検査方法:のどの撮影のみ

② 早い:判定は数秒〜十数秒

撮影後、判定開始から数秒〜十数秒で結果がわかります。診察室の中で検査から結果説明まで完了するため、待ち時間の短縮にもつながります。

③ 発症早期(発熱後12時間程度)でも精度が高い

従来の抗原検査キットは、発症後早期に検査すると偽陰性(本当は罹患しているのに陰性と判定されてしまうこと)になりやすい弱点がありました。nodocaは発症後早期では従来検査より正確性が上回るとされています。「熱が出たばかりだけど、明日から仕事や学校をどうするか早く知りたい」という場面で特に力を発揮します。

発症早期の検査精度の比較

従来の検査との違い【比較表】

nodoca 従来の抗原検査(鼻腔・鼻咽頭)
検査方法 のどをカメラで撮影 鼻に綿棒を入れて採取
痛み ほとんどなし 痛み・不快感を伴うことがある
結果まで 数秒〜十数秒 数分〜十数分
発症早期の精度 発熱後12時間程度でも高い 早期は偽陰性になりやすい
新型コロナの確定検査 スクリーニングのみ(判定保留が多い) 同時検査キットで対応可能
費用(保険点数) 305点 301点

※いずれも保険適用です。診察料等は別途かかります。

【2026年更新】新型コロナの同時判定もできるようになりました

2025年10月に、のどの写真から新型コロナウイルス感染症を判定するAI機能が薬事承認され、「nodoca 3」として提供が始まりました。のどの写真でコロナを判定するAI医療機器としては日本初です。インフルエンザの検査と同じ撮影1回で、新型コロナのスクリーニング判定もあわせて行えます。

ただし「判定保留」が多い点に注意

注意点として、新型コロナの判定精度はインフルエンザほど高くありません。メーカー公表の性能評価では、PCR検査と比較して感度80.3%・特異度77.9%であり、「判定保留」と表示される割合が72.8%とされています。つまり、多くの場合は白黒がつかず、確定には別の検査が必要になります。

💡 当院での使い分け

新型コロナかどうかをしっかり調べたい方は、従来どおり鼻からの検査(コロナ・インフルエンザ同時検査)をおすすめします。「痛くない検査でまずインフルエンザを調べたい」「コロナの結果は参考程度でよい」という方はnodocaが適しています。どちらがよいか迷う場合は、診察時にご相談ください。症状や流行状況に合わせて柔軟にご提案します。

nodocaの弱点・検査ができない場合

  • のどをうまく撮影できないと検査ができません。舌圧子などで口の中を観察されるのが苦手な方、高度の肥満がある方(特にいびきをよくかく方)などは検査ができない可能性があります。
  • 6歳未満のお子様は、臨床試験を行っていないため有効性が確立していません。
  • 新型コロナの確定診断はできません。スクリーニング判定のみのため、確定には鼻からの検査が必要です。

費用について

nodocaはもちろん保険適用です。保険点数は305点で、従来の抗原検査(301点)とほぼ同等です。費用負担の心配はしなくてよいと思います。3割負担の方で、検査部分の自己負担はおよそ900円程度です(診察料・処方料などは別途かかります)。

こんな方はnodocaをご検討ください

  • 鼻に綿棒を入れる検査が痛くて苦手な方
  • 検査を嫌がるお子さん(6歳以上)の検査を考えている親御さん
  • 熱が出たばかり(発症から半日程度)で、早く結果を知りたい方
  • 結果をその場ですぐ知りたい方

インフルエンザと診断された後、学校や仕事を何日休むかについては、インフルエンザは何日休む?出席停止・出勤の数え方で詳しく解説しています。

板橋区徳丸・東武練馬で「痛くないインフルエンザ検査」をご希望の方へ

発熱・インフルエンザの検査は、発熱外来をご予約のうえご来院ください

当院は東武練馬駅・下赤塚駅から徒歩圏内、赤塚第一中学校バス停目の前の内科です。インフルエンザ(nodoca・抗原検査)、新型コロナ、マイコプラズマ、溶連菌など各種検査に迅速に対応しています。駐車場・駐輪場、敷地内薬局も完備しています。

よくある質問

Q. nodocaの検査は本当に痛くないですか?

鼻に綿棒を入れないため、従来の検査のような痛みはほとんどありません。口を開けて、のどを専用カメラで撮影するだけです。舌圧子で口の中を見られるのが苦手な方は、撮影がうまくできない場合があります。

Q. 子どもでも受けられますか?

6歳以上のお子さんは受けられます。痛みが少ないため、検査を嫌がるお子さんに向いています。6歳未満のお子さんは臨床試験が行われておらず有効性が確立していないため、従来の検査をご案内しています。

Q. 熱が出てすぐでも検査できますか?

はい。nodocaは発症早期(発熱後12時間程度)でも精度が高いとされており、従来の抗原検査が苦手とする「発熱直後」に強い検査です。ただし症状や経過によっては、時間をおいた再検査をご提案する場合があります。

Q. 新型コロナの検査も同時にできますか?

同じ撮影1回で新型コロナのスクリーニング判定もできます。ただし「判定保留」となる割合が高く、確定診断はできません。新型コロナかどうかをしっかり調べたい方には、鼻からのコロナ・インフルエンザ同時検査をおすすめしています。

Q. 費用はいくらかかりますか?

保険適用で305点です。従来の抗原検査(301点)とほぼ同じで、3割負担の方の検査部分の自己負担はおよそ900円程度です。診察料・処方料などは別途かかります。

Q. インフルエンザのA型・B型はわかりますか?

nodocaはインフルエンザに特徴的な所見を検出する検査であり、A型・B型の区別はできません。型の判定が必要な場合は、従来の抗原検査をご案内します。


まとめ

  • nodocaは、のどの撮影だけでできる痛みの少ないAIインフルエンザ検査
  • 判定は数秒〜十数秒、発症早期(発熱後12時間程度)でも精度が高い
  • 費用は保険適用305点で、従来検査とほぼ同等
  • 2025年10月から新型コロナのスクリーニング判定機能が追加
  • ただしコロナ判定は判定保留が多く、確定には鼻からの同時検査が必要
  • 6歳未満は有効性未確立。のどの撮影が難しい方は検査できない場合がある

参考:アイリス株式会社「nodoca」公式サイト・よくあるご質問/「新型コロナ判定AI機能搭載『nodoca 3』を提供開始」(2025年10月)。最終確認日:2026年8月29日。
※検査の適応は症状・年齢・経過により異なります。検査方法の選択は診察時に医師とご相談ください。

この記事の監修者

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科 院長 吉田 悠

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科

院長 吉田 悠

腎臓病・糖尿病などの慢性疾患から急性期疾患まで幅広く診療し、全身を総合的に診る視点を大切にしています。患者さまに寄り添った丁寧な説明と診療を心がけています。

経歴・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医・元指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析学会 透析専門医
日本糖尿病協会 糖尿病認定医
日本高血圧学会 高血圧専門医
日本医師会 認定産業医
厚生労働省 臨床研修指導医
日本禁煙学会 認定指導者
元東京医科歯科大学(現東京科学大学) 腎臓内科 臨床講師
難病指定医

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