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いびきは何科?原因・治し方と睡眠時無呼吸症候群を内科医が解説|
医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
東武練馬駅・下赤塚駅より徒歩圏内

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いびきは何科?原因・治し方と睡眠時無呼吸症候群を内科医が解説

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いびきがうるさいと言われた方・今夜からできる対策を知りたい方・日中の眠気や高血圧が気になる方へ

いびきの原因と治し方|即効性のある対策・治らないときの治療と病院は何科かを内科医が解説

いびきの原因(肥満・飲酒・鼻づまり・女性ホルモン・顎の形)、今夜からできる即効性のある対策、いびき防止グッズの限界、治らないときに疑う睡眠時無呼吸症候群(SAS)の症状・自宅でできる検査・費用・CPAP治療、何科を受診すべきかを総合内科専門医が解説します。高血圧・糖尿病・腎臓病との関係も。

2026年10月4日 更新:「今夜からできるいびき対策(即効性)」「いびき防止グッズの限界」「女性のいびきの原因」「自宅での簡易検査の実際」「自宅でできる精密検査(在宅PSG)の流れ」を追記し、全面的に見直しました。

「いびきがうるさいと家族に言われた」「自分のいびきで目が覚める」「今夜からできる対策はないか」「日中の眠気が強い」「朝起きたときに頭痛がする」——そのようなお悩みはありませんか。いびきは単なる音の問題ではなく、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のサインであることがあり、高血圧・糖尿病・心血管疾患・腎臓病のリスクと深く関係することが示されています。この記事では、いびきで何科を受診すればいいかという疑問から、いびきの原因・治し方、睡眠時無呼吸症候群の症状・検査・治療まで、総合内科の視点からわかりやすく解説します。

先に結論:いびきは何科?

まずは内科を受診してください。いびきの背景に睡眠時無呼吸症候群(SAS)があるかどうかは、自宅でできる簡易検査で調べられます。SASは高血圧・糖尿病・腎臓病と深く関わるため、これらをまとめて診られる内科での評価が有用です。

鼻づまりが主な原因と考えられる場合は耳鼻咽喉科と連携します。詳しい振り分けは「いびき・睡眠時無呼吸は何科を受診すればいいか」で解説します。

この記事のポイント

  • いびきの原因は気道の狭窄。肥満・飲酒・仰向け寝・鼻づまり・加齢・顎の形、女性では閉経後のホルモン変化も関係する
  • 今夜からできる即効性のある対策は横向き寝・就寝前の飲酒を控える・鼻づまりの治療・枕の高さ調整。グッズは補助で、根本治療ではない
  • 対策をしても毎晩大きないびきが続く・息が止まる・日中眠いなら睡眠時無呼吸症候群(SAS)を疑い、まず内科へ。自宅でできる検査からCPAP治療まで対応できる
  • いびきの原因は主に気道の狭窄で、肥満・飲酒・睡眠姿勢・鼻づまり・加齢などが関係する
  • いびきが続く場合、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性があり、高血圧・糖尿病・心血管疾患・腎臓病のリスク上昇と関連する
  • SASの重症度は無呼吸低呼吸指数(AHI)で評価。AHI5以上でSAS、15以上で中等症、30以上で重症
  • 治療の基本はCPAP療法・マウスピース・生活習慣改善
  • 高血圧患者では必ずいびきを確認——難治性高血圧の背景にSASが隠れていることがある

いびきの原因

気道が狭くなるメカニズム

いびきは、睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなることで起こります。寝ている間に舌や軟口蓋・咽頭周囲の軟らかい組織が落ち込み、そこを空気が通過すると振動が生じていびき音になります。気道の狭窄が強くなると、単なるいびきにとどまらず、無呼吸や低呼吸につながることがあります。いびきが大きい・毎日続く・息が止まっていると指摘される場合は、SASを念頭に置くことが大切です。

いびきの主な原因一覧

原因カテゴリ 具体的な要因 ポイント
肥満・体重増加 首まわりや舌の周囲に脂肪がつき、気道を圧迫する 肥満はSASの代表的危険因子
飲酒・睡眠薬 筋肉がゆるみ、舌や咽頭が落ち込みやすくなる 就寝前の飲酒はいびきや無呼吸を悪化させる
睡眠姿勢(仰向け) 重力で舌根が落ち込みやすい 横向き寝で改善する例がある
鼻づまり・アレルギー 花粉症・慢性鼻炎・副鼻腔炎など 鼻呼吸がしづらいと口呼吸になりいびきが出やすい
加齢・筋力低下 咽頭の筋緊張が低下する 年齢とともにリスクが上がる
骨格・顎の形 下顎後退・小顎・上気道の狭さ マウスピースが有効なケースがある

女性のいびきの原因——閉経後に増える

いびきは男性の悩みと思われがちですが、女性にも多く、とくに閉経後に増えることが知られています。女性ホルモン(プロゲステロン・エストロゲン)には上気道の筋肉の緊張を保ち呼吸を安定させる働きがあり、閉経でこれが低下すると気道が狭くなりやすくなります。更年期以降の体重増加、もともと顎が小さい骨格、鼻づまりも重なります。「若い頃はいびきをかかなかったのに」という変化は、受診のきっかけとして十分です。

自分のいびきで目が覚める

自分のいびきや、息が詰まる感覚で目が覚めるのは、気道が完全に閉じて無呼吸になり、脳が覚醒して呼吸を再開させているサインであることがあります。本人は「寝つきが悪い」「夜中に何度も起きる」「夜間にトイレに行く」と感じることが多く、いびきが原因と気づきにくいのが特徴です。この場合は対策グッズではなく、検査を受けることをおすすめします。

👨‍⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと

「当院では高血圧の患者さんが来院した際には必ずいびきの確認をするようにしています。睡眠時無呼吸症候群の症状として一番認められるのはいびきであり、いびきがない患者さんは睡眠時無呼吸症候群を合併していない可能性が高いです。ただし、一人暮らしの方や部屋で一人で寝ている方は人から指摘されないため、気が付かないことがあるので注意が必要です。」

いびきの治し方——今夜からできる即効性のある対策

いびきの多くは「気道が狭くなる条件」を外すだけで軽くなります。まずは費用のかからない次の対策から試してください。ただし、対策をしても毎晩大きないびきが続く、息が止まると言われる、日中眠い場合は、睡眠時無呼吸症候群が背景にある可能性が高く、対策で様子を見るより検査を受けるべき段階です。

対策 やり方 効く人・注意
横向きで寝る 抱き枕を使う、背中にクッションやリュックを置いて仰向けになれないようにする 仰向けでだけいびきが出る「体位依存性」の人に即効性がある
就寝前の飲酒を控える 寝る3〜4時間前以降は飲まない アルコールは喉の筋肉を緩め、その夜のいびきを確実に悪化させる
枕の高さを見直す 高すぎる枕は顎が下がり気道を狭める。首の自然なカーブを保つ高さに 「いびき枕」は横向きを保てる形状なら有用。それ自体に治療効果はない
鼻づまりを治す 花粉症・鼻炎の治療、就寝前の鼻洗浄、鼻腔拡張テープ 口呼吸が原因の「鼻いびき」に有効。慢性なら耳鼻科と連携
寝室の乾燥を防ぐ 加湿、就寝時のマスク 喉の粘膜の腫れを抑える
減量 体重の5〜10%減を目標に 即効性はないが最も根本的。首まわりの脂肪が減ると気道が広がる
禁煙 — 気道の炎症・浮腫を減らす。禁煙外来で相談可

いびき防止グッズ・テープ・アプリはどこまで効く?

市販のいびき防止グッズ(鼻腔拡張テープ、口閉じテープ、マウスピース型、スプレー)は、鼻づまりや口呼吸が主因の軽いいびきには効くことがあります。ただし、睡眠時無呼吸症候群が背景にある場合、グッズでいびきの音だけが小さくなっても無呼吸は残るため、「静かになった=治った」とは言えません。口閉じテープは鼻づまりがある人には危険なので使わないでください。

スマートフォンのいびき録音アプリは、自分のいびきの大きさ・頻度・時間帯を客観的に知るのに役立ちます。一人暮らしで指摘してくれる人がいない方は、まずアプリで録音し、毎晩続いている・途中で呼吸が途切れる音がある、という場合は受診の目安になります。アプリは診断の代わりにはなりません。

⚠️ 対策で様子を見ずに受診したほうがいいいびき

  • 毎晩大きないびきが続き、対策をしても変わらない
  • 「息が止まっている」と言われた、自分のいびきで目が覚める
  • 日中の強い眠気、起床時の頭痛、夜間に2回以上トイレに起きる
  • 高血圧・糖尿病があり、薬を飲んでも数値が下がりにくい
  • BMI 25以上、首が太い、顎が小さい

いびきが治らないときに疑う「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」とは

SASの定義と診断基準

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に無呼吸や低呼吸が繰り返し起こる病気です。日本呼吸器学会の「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」では、AHI 5以上で閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)と診断可能であり、5以上15未満を軽症、15以上30未満を中等症、30以上を重症としています。AHIは1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数を表す指標で、重症度判定と治療方針の決定に用います。

SASの症状

症状 特徴
就寝中のいびき・無呼吸 家族から「息が止まっている」と指摘されることがある
日中の強い眠気 会議中や運転中に眠くなる。交通事故リスクにも関わる
起床時の頭痛・口の乾燥 夜間低酸素や口呼吸が一因
夜間頻尿 無呼吸による睡眠分断と関連する
熟睡感がない 長く寝ても疲れが取れない感覚につながる
気分の落ち込み・集中力低下 慢性的な睡眠の質低下が影響する

⚠️ 以下の症状がある場合は早めに受診を

  • 家族から無呼吸を指摘された
  • 運転中に強い眠気がある(交通事故リスク)
  • 高血圧や糖尿病があるのにコントロールが悪い
  • 起床時の頭痛や日中の倦怠感が続く

いびき・睡眠時無呼吸は何科を受診すればいいか

いびきや睡眠時無呼吸症候群の相談先は、内科・呼吸器内科・睡眠外来が一般的です。SASは高血圧・糖尿病・腎臓病といった慢性疾患と密接に関わるため、これらを合わせて診ていける内科での評価が有用です。

まずは内科で相談するのが基本

内科では、問診でいびきや日中の眠気の程度を確認したうえで、自宅でできる簡易検査をご案内できます。検査で睡眠時無呼吸症候群が見つかった場合は、そのままCPAP治療へつなげることが可能です。あわせて血圧・血糖・腎機能などの評価も同時に行えるため、いびきをきっかけに全身の状態を確認できるという利点があります。

症状別・受診先の早見表

こんなとき 受診先の目安
いびきを指摘された・どこに行くか迷っている 内科(まずここ)
家族から「息が止まっている」と言われた 内科・呼吸器内科(簡易検査へ)
日中の眠気が強い・運転中に眠くなる 内科・睡眠外来(早めの受診を)
高血圧・糖尿病があり数値が下がらない 内科(SASの合併を確認)
鼻づまりが強く口呼吸になっている 耳鼻咽喉科と連携して対応
寝つけない・途中で目が覚める(いびきなし) 内科・心療内科(不眠症として評価)
CPAPが合わない・続かない 内科(機器・マスクの調整、他院からの相談も可)

耳鼻咽喉科との連携について

慢性鼻炎・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎などで鼻づまりが強い場合は、鼻の治療によっていびきが軽くなることがあります。また扁桃肥大が関与している場合もあります。こうしたケースでは耳鼻咽喉科と連携して対応します。一方で、無呼吸そのものの評価や治療は内科で行えるため、どちらを先に受診すべきか迷う場合は、まず内科で検査を受けたうえで判断するのが現実的です。

板橋区徳丸・東武練馬でいびきが気になる方へ

検査は自宅で1泊。入院せずにCPAP治療まで進められます

当院は東武練馬駅・下赤塚駅から徒歩圏内の内科です。簡易検査も精密検査(在宅PSG)も自宅で完結するため、お仕事を休めない方も受けやすい体制です。高血圧・糖尿病・腎機能まで含めて全身を総合的に管理します。

SASと生活習慣病の関係——高血圧・糖尿病・腎臓病との深いつながり

SASは睡眠の病気であると同時に、全身の慢性疾患と密接に関わる病態です。特に高血圧・糖尿病・心房細動・脳卒中・慢性腎臓病との関連は重要で、総合内科で評価する意義が大きい領域です。

合併症 メカニズム 臨床的なポイント
高血圧 夜間の低酸素により交感神経が亢進し、血圧が上がりやすくなる 難治性高血圧の背景にSASが隠れていることがある
糖尿病・インスリン抵抗性 睡眠分断や低酸素により血糖代謝が乱れる 2型糖尿病患者ではSAS合併率が高い
心房細動・不整脈 低酸素や胸腔内圧変化が心臓へ負担をかける 循環器診療でもSAS評価が重視されている
脳卒中・心筋梗塞 動脈硬化進展や夜間血圧変動に関与する 将来の心血管イベント予防の観点でも治療が重要
慢性腎臓病(CKD) 高血圧・低酸素・血管障害が腎機能に悪影響を及ぼす CKD・高血圧・SASの三重リスクは見逃せない

👨‍⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと

「当院で高血圧の患者さんが来院した際には、家庭血圧測定方法の説明、二次性高血圧の精査としてホルモン検査と睡眠時無呼吸症候群の検査案内、栄養指導、高血圧治療アプリによる治療を案内しています。特にいびきがある患者さんや肥満体型の患者さんは睡眠時無呼吸症候群のリスクが高いため、積極的に検査を案内しています。検査は保険適用で、簡易検査で2,500〜3,000円程度、精密検査(ポリソムノグラフィ)で6,000〜6,500円程度の費用となります(いずれも3割負担の場合)。」

いびき・睡眠時無呼吸の検査——自宅でできる・費用の目安

簡易検査とPSG(精密検査)

いびき・睡眠時無呼吸症候群の検査は、まず自宅でできる簡易検査から始めるのが一般的です。簡易検査で確定できない場合や、より詳しい評価が必要な場合に、ポリソムノグラフィー(PSG)という精密検査を行います。PSGは入院でも自宅でも実施でき、近年は自宅で受けられる在宅PSGも広く行われています。いずれの検査も保険が適用されます。

検査の種類 内容 場所・費用目安
簡易無呼吸検査 鼻や指先のセンサーで呼吸イベントや酸素低下を記録 自宅・2,500〜3,000円程度(3割負担)
ポリソムノグラフィー(PSG) 脳波・呼吸・心電図・酸素飽和度などを詳しく測定する精密検査 自宅(在宅PSG。当院はこちらをご案内)または入院・6,000〜6,500円程度(3割負担。入院の場合は入院費が別途)
問診・身体診察 BMI・首周囲径・口腔内所見・眠気の程度などを確認 外来

自宅での簡易検査の実際——届いてから返送まで

簡易検査は自宅で一晩、指先と胸にセンサーを着けて寝るだけの検査です。外来で予約すると、数日〜1週間ほどで検査会社から機器がご自宅に届きます。来院して受け取る必要はありません。

流れ 内容
1. 外来で予約 問診で睡眠時無呼吸症候群が疑われれば検査を予約。費用は3割負担で2,500〜3,000円程度
2. 機器が自宅に届く 段ボールに検査機器・説明書・セルフチェックシート・返送用の着払い伝票が入っている
3. 2〜3日以内に検査 届いたら早めに。検査当日の深酒は避ける(無呼吸を誘発し結果が変わる)
4. 装着 利き手と反対の腕に腕時計型の本体、指先にセンサー、胸にシールを1枚。説明書は1枚で、一人でも装着できる。寝ている間に外れないようテープで固定
5. スイッチを押して就寝 一度押せば10時間自動で記録。夜中のトイレでも外さない
6. 翌朝返送 機器を箱に戻し、着払い伝票でコンビニ等から返送。約2週間で解析結果が当院に届き、来院して結果説明
睡眠時無呼吸症候群の簡易検査機器の装着方法(腕時計型本体と指先センサー)
簡易検査機器の装着イメージ(院長が実際に体験したときの写真)

操作は非常に簡単で、ご高齢の方や一人暮らしの方でも問題なく行えます。「自宅での検査は難しそう」と感じて先延ばしにしている方は、まずこの簡易検査から始めてください。

簡易検査の結果の見方——REIという数字

簡易検査では、指先のセンサーで血液中の酸素飽和度(SpO2)を一晩記録し、1時間あたりに無呼吸・低呼吸が何回あったかをREI(呼吸障害指数)という数字で表します。REIが高ければ簡易検査だけで診断・CPAP導入に進めます(2026年6月の改定で基準はAHI/REI 30以上)。一方、REIが基準に届かないものの症状や危険因子から睡眠時無呼吸症候群が強く疑われる場合は、精密検査(PSG)に進みます。「簡易検査で基準に届かなかった=病気ではない」ではない点が大切です。

入院せずに自宅でできる精密検査(在宅PSG)

精密検査のPSG(終夜睡眠ポリソムノグラフィ)は、脳波・口や鼻の気流・胸腹部の動き・心電図・酸素飽和度などを同時に記録する検査で、以前は装着が複雑なため基本的に入院で行う検査でした。現在は機器の装着が簡便になり、トラブルも少なくなったため、当院では自宅で受けられる在宅PSGをご案内しています。

流れは簡易検査と同じで、検査会社から機器がご自宅に届き、一晩装着して翌日返送、解析結果が当院に届いたのちに来院して結果をご説明します。入院の必要がなく、入院費用がかからないため、仕事や家庭の事情で入院が難しい方でも精密検査まで進めます。つまり、検査から診断・CPAP導入まで、入院せずに外来で一貫して行える体制です。

💡 在宅PSGの注意点

自宅で精密機器を装着するため、センサーのずれなどで結果に誤差が生じる可能性はゼロではありません。入院が可能な方、他の睡眠疾患(ナルコレプシー・周期性四肢運動障害など)の鑑別が必要な方には、入院での検査をおすすめすることがあります。

当院での検査の流れ

外来で症状・既往歴・生活習慣病の有無を確認します。必要に応じて簡易無呼吸検査をご案内し、ご自宅で1泊検査を行います。結果をご説明し、重症度に応じて生活習慣改善・マウスピース・CPAP、または精密検査(PSG)を検討します。PSGが必要な場合も、自宅で実施できる在宅PSGをご案内できます。高血圧・糖尿病・腎機能なども含め、総合内科として継続的にフォローします。

病院でのいびき治療——CPAP・マウスピース・生活習慣

CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)

CPAP療法は、中等症から重症の閉塞性睡眠時無呼吸に対する標準治療です。ご自宅に機器を配送し、就寝時にマスクを装着していただきます。SASは気道が狭くなることで起きるため、そこに圧をかけることで気道を開くのが治療の仕組みです。期待できる効果として、日中の眠気改善・生活の質向上・血圧低下などが挙げられます。

📋 2026年6月の診療報酬改定でCPAP保険基準が緩和されました

従来の基準より対象範囲が広がり、以下のAHI(無呼吸低呼吸指数)から保険適用となりました。

検査の種類 改定前 改定後(2026年6月〜)
簡易検査 AHI 40以上 AHI 30以上
PSG(精密検査) AHI 20以上 AHI 15以上

※ 以前の検査で基準に届かなかった方・体重増加や症状悪化がある方は再評価を受ける価値があります。

マウスピース(口腔内装置)

軽症から中等症の一部では、下顎を前方に出す口腔内装置が有効なことがあります。CPAPが合わない場合の代替選択肢としても検討されます。歯科での作製が必要です。

生活習慣の改善

改善方法 効果・ポイント
減量・体重管理 体重減少によりAHI改善が期待できる。肥満体型の方は周囲に脂肪・筋肉が多く気道が閉塞しやすいため、減量の効果が大きい
飲酒を控える 就寝前の飲酒を避けることで悪化を防ぎやすくなる
横向き寝 体位依存性のいびき・無呼吸で有効なことがある
鼻づまりの治療 鼻呼吸を改善し、口呼吸を減らす
禁煙 気道炎症や浮腫の軽減が期待される

👨‍⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと

「CPAPはご自宅に機器を配送し、就寝時に装着していただくものです。減量や節酒はご自身でできる治療ですが、当院では睡眠時無呼吸症候群の治療の一環として、肥満症外来のご案内も行っています(自費診療)。肥満が背景にある方には、CPAP治療と並行して体重管理を進めることが根本的な改善につながります。」

よくある質問

Q. いびきは何科を受診すればいいですか?

まずは内科を受診してください。いびきの背景に睡眠時無呼吸症候群があるかどうかは、自宅でできる簡易検査で調べられます。高血圧や糖尿病などの慢性疾患も一緒に管理したい場合は、総合的に診られる内科が適しています。鼻づまりが主な原因と考えられる場合は、耳鼻咽喉科と連携して対応します。

Q. いびきだけで無呼吸がなくても受診すべきですか?

大きないびきが毎晩続く場合は、一度検査を受けることをお勧めします。無呼吸は本人が自覚しにくく、一人で寝ている方は指摘される機会がないため、いびきだけが手がかりになることがあります。日中の眠気や起床時の頭痛を伴う場合は特に受診が勧められます。

Q. いびきを今すぐ止める即効性のある方法はありますか?

その夜から効きやすいのは、横向きで寝る(抱き枕や背中のクッションで仰向けを防ぐ)、就寝前の飲酒をやめる、鼻づまりを治す、高すぎる枕を見直す、の4つです。ただし毎晩大きないびきが続く場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性があり、対策で音を小さくしても無呼吸は残るため、検査を受けてください。

Q. 女性でもいびきをかきますか?原因は?

かきます。とくに閉経後は、気道の筋肉の緊張を保つ女性ホルモンが低下するため、いびきや睡眠時無呼吸が増えます。更年期以降の体重増加、小さい顎、鼻づまりも関係します。「以前はかかなかったのに」という変化があれば受診の目安です。

Q. いびき防止グッズは効果がありますか?

鼻腔拡張テープや横向き寝を保つ枕は、鼻づまりや仰向け寝が主因の軽いいびきには効くことがあります。ただし睡眠時無呼吸症候群が背景にあると、音が小さくなっても無呼吸は残ります。口閉じテープは鼻づまりがある人には危険です。グッズで改善しない場合は検査を受けてください。

Q. いびきの原因は何ですか?

主な原因は、睡眠中に舌や軟口蓋などが落ち込んで気道が狭くなることです。肥満・飲酒・仰向け寝・鼻づまり・加齢・顎の形などが関係します。

Q. いびきを治す方法はありますか?

軽い場合は減量・禁酒・横向き寝・鼻づまりの治療・禁煙などで改善することがあります。睡眠時無呼吸症候群が背景にある場合はCPAP療法やマウスピースなどの治療が有効です。まずは内科で検査を受けることをお勧めします。

Q. いびきと高血圧は関係ありますか?

関係があります。SASによる夜間低酸素や交感神経亢進により、血圧が上がりやすくなります。薬を飲んでも血圧が下がりにくい場合、SASの合併を考える必要があります。

Q. 睡眠時無呼吸症候群の検査は入院が必要ですか?

入院は必須ではありません。簡易無呼吸検査は自宅で行えますし、精密検査であるPSG(ポリソムノグラフィー)も、当院では自宅で受けられる在宅PSGをご案内しています。機器が自宅に届き、一晩装着して返送するだけで、入院費用もかかりません。仕事を休めない方でも検査から治療まで外来で完結できます。

Q. 簡易検査で基準に届きませんでした。病気ではないということですか?

そうとは言えません。簡易検査は指先の酸素の変化から呼吸イベントを推定する検査で、見逃しが起こり得ます。症状(いびき・日中の眠気・夜間頻尿)や肥満・高血圧などの危険因子がある場合は、精密検査(PSG)で確認することをおすすめします。当院では在宅PSGで入院せずに調べられます。

Q. CPAPは保険適用になりますか?

2026年6月の診療報酬改定により保険基準が緩和されました。簡易検査でAHI 30以上、PSG(精密検査)でAHI 15以上が保険適用の目安です(改定前は簡易検査AHI 40以上・PSG AHI 20以上)。以前の検査で基準に届かなかった方や、体重増加・症状悪化がある方も再評価を受ける価値があります。


ゆう徳丸内科皮膚科へのご相談

いびき・日中の眠気・家族からの無呼吸の指摘・高血圧のコントロール不良などがある場合は、一度ご相談ください。自宅でできる簡易検査から治療方針のご提案まで、全身管理の視点を踏まえて対応します。

  • 自宅で行う簡易無呼吸検査のご案内
  • 検査結果に基づく重症度評価と治療提案
  • CPAP導入後の継続フォローと生活習慣病管理
  • 肥満症外来との連携(自費)

ご予約はWebから24時間受け付けています

その大きないびき、CPAP保険基準の緩和で治療対象が広がっています

家族からいびき・無呼吸を指摘された方、日中の眠気が強い方、以前の検査で基準に届かなかった方も、お気軽にご来院ください。板橋区徳丸・赤塚・練馬区から通いやすい内科です。

まとめ

  • 今夜からできる対策は横向き寝・就寝前の飲酒を控える・鼻づまりの治療・枕の見直し。グッズは補助で根本治療ではない
  • 女性は閉経後にいびきが増える。「以前はかかなかった」変化は受診の目安
  • 対策で変わらない・息が止まる・日中眠いなら睡眠時無呼吸症候群を疑い、まず内科へ——自宅でできる簡易検査からCPAP治療まで対応できる
  • いびきの原因は上気道の狭窄——肥満・飲酒・睡眠姿勢・鼻づまり・加齢などが主な要因
  • いびきが続く場合は睡眠時無呼吸症候群(SAS)を考える。AHI5以上でSAS、30以上で重症
  • SASは高血圧・糖尿病・心臓病・腎臓病のリスクを高める——難治性高血圧の背景にSASが隠れていることがある
  • 高血圧患者では必ずいびきを確認。一人暮らしの方は自覚しにくいため注意
  • 治療はCPAP療法が第一選択。減量・禁酒・横向き寝など生活習慣改善も重要
  • 検査は保険適用——簡易検査・PSGともに自宅で実施可能(簡易検査2,500〜3,000円・PSG6,000〜6,500円/3割負担)。入院せずに検査から治療まで外来で完結できる
  • 簡易検査で基準に届かなくても、症状や危険因子があれば精密検査で確認する

出典・参考資料

最終更新日:2026年10月4日。本記事は、日本呼吸器学会「睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020」および関連する睡眠医療・循環器領域ガイドラインの情報を踏まえ、日常診療の視点から監修しています。
※症状の状態によって適切な対応は異なります。自己判断せず医療機関へご相談ください。

この記事の監修者

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科 院長 吉田 悠

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科

院長 吉田 悠

腎臓病・糖尿病などの慢性疾患から急性期疾患まで幅広く診療し、全身を総合的に診る視点を大切にしています。患者さまに寄り添った丁寧な説明と診療を心がけています。

経歴・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医・元指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析学会 透析専門医
日本糖尿病協会 糖尿病認定医
日本高血圧学会 高血圧専門医
日本医師会 認定産業医
厚生労働省 臨床研修指導医
日本禁煙学会 認定指導者
元東京医科歯科大学(現東京科学大学) 腎臓内科 臨床講師
難病指定医

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