医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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毎年の花粉症・通年の鼻炎を、根本から改善したい方へ
舌下免疫療法(シダキュア・ミティキュア)とは?費用・効果・副作用・開始時期を医師が解説
スギ花粉症・ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法(シダキュア・ミティキュア)の仕組み、費用、効果が出るまでの期間、副作用、子どもの適応、向かない方、開始できる時期を、総合内科専門医の院長が解説します。当院では検査結果説明の当日から開始できます。
スギ花粉症やダニによるアレルギー性鼻炎では、抗ヒスタミン薬や点鼻薬で症状を抑える治療が基本です。一方、舌下免疫療法は、原因となるアレルゲンを少量ずつ毎日投与し、アレルゲンに対する反応を起こしにくい状態を目指す治療です。
日本で保険診療として行える舌下免疫療法には、スギ花粉症に対するシダキュアと、ダニによる通年性アレルギー性鼻炎に対するミティキュアがあります。すべての方で症状がなくなる治療ではありませんが、症状や薬の使用量を減らせる可能性があり、治療終了後にも効果が持続することが期待されています。
当院では、採血によるアレルギー検査後、通常4〜5日後の結果説明日に、適応を確認したうえで初回投与まで行えます。初回投与後は院内で30分待機していただきます。検査そのものについてはアレルギー検査の項目と費用をご覧ください。
この記事のポイント
舌下免疫療法は、アレルギーの原因物質であるアレルゲンを、舌の下から少量ずつ継続的に投与するアレルゲン免疫療法です。免疫の反応を調整し、原因アレルゲンに曝露されたときの症状を起こしにくくすることを目指します。
抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、点鼻ステロイド薬などは、鼻水・くしゃみ・鼻づまりを抑える対症療法です。対症療法が重要であることは変わりませんが、舌下免疫療法は症状だけでなく、アレルギー疾患の経過そのものに影響する可能性を狙う点が異なります。対症療法の薬の選び方は花粉症の薬の選び方で解説しています。
| 項目 | 舌下免疫療法 | 抗ヒスタミン薬などの対症療法 |
|---|---|---|
| 目的 | アレルゲンへの反応を起こしにくくすることを目指す | その時期の症状を抑える |
| 治療期間 | 原則3年以上を目安に継続 | 症状のある時期・必要な期間 |
| 効果の現れ方 | 数か月〜複数シーズンかけて評価 | 比較的速やかに症状を軽減 |
| 期待できること | 症状・薬剤使用量の減少、終了後の効果持続が期待される | 症状の軽減 |
| 注意点 | 毎日内服、開始時の副反応、長期継続が必要 | 薬剤ごとの眠気、口渇など |
日本で使用できる舌下錠は、スギ花粉によるアレルギー性鼻炎用のシダキュアと、ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎用のミティキュアです。いずれも「症状がある」だけではなく、問診、検査、診察によって原因アレルゲンと症状の関連を確認してから適応を判断します。ヒノキ、イネ科、ブタクサなどスギ以外の花粉症だけが主な原因である場合は、現時点の国内の舌下錠の適応とは一致しません。
鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版では、アレルギー性鼻炎の診療におけるアレルゲン免疫療法の位置づけと実施法が整理されています。つらい症状が毎年または通年で続く方、薬を減らしたい方、将来の受験・妊娠などを見据えて治療を検討したい方には、選択肢の一つになります。
| 項目 | シダキュア | ミティキュア |
|---|---|---|
| 対象 | スギ花粉によるアレルギー性鼻炎 | ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎 |
| 対象年齢 | 5歳以上 | 5歳以上 |
| 開始時期 | スギ花粉飛散期の新規開始は避ける(当院:1月〜GW頃は不可) | 原則通年で開始可能 |
| 初週 | 2,000 JAUを1日1回1錠 | 3,300 JAUを1日1回1錠 |
| 2週目以降 | 5,000 JAUを1日1回1錠 | 10,000 JAUを1日1回1錠 |
| 服用方法 | 舌下に1分保持後に飲み込み、その後5分はうがい・飲食を避ける | 同左 |
| 治療目安 | 原則3年以上 | 原則3年以上 |
出典:鳥居薬品「シダキュアスギ花粉舌下錠」「ミティキュアダニ舌下錠」添付文書・患者向医薬品ガイド
スギ花粉が飛散している時期には、すでに自然界からスギ花粉に曝露されています。この時期に治療薬としてスギアレルゲンを新たに開始すると、症状の悪化や副反応につながるおそれがあります。そのためシダキュアの初回投与は、スギ花粉が飛散していない時期に医師の監督下で行います。
当院では、1月からゴールデンウィーク頃まではシダキュアの新規開始を行っていません。翌春の花粉シーズンに向けて検討する場合は、夏から秋、遅くとも年内の受診がおすすめです。
ダニ抗原は室内環境に通年存在するため、ミティキュアは季節を問わず開始を検討できます。ただし、喘息症状が不安定な場合、急性感染症にかかっている場合、口の中に傷や炎症がある場合などは、開始や継続を見合わせることがあります。
両方に感作があり、症状との関連がある場合には、両方の治療を検討できます。ただし同時に始めるのではなく、まず生活上より困っている方から開始し、治療が安定してから次の薬を検討します。当院では、原則として2剤目は1か月以上あけて開始します。
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「どちらも治療可能です。まずは、困っているほうからの治療でよいと説明しています。ただし、シダキュアに関しては花粉の飛散時期に開始することはできないため、時期を見てどちらから開始するかは相談としています。どちらも治療適応の場合は、時期をずらして開始します。アレルギーの元になるものを二つ同時に投与するとアレルギーを起こす可能性が高まることが予想されるためです。2剤の治療を行う場合、基本的には当院では1か月以上空けて開始するように推奨しています。」
シダキュア、ミティキュアはいずれも1日1回、舌の下に置いて服用します。錠剤はすぐに溶けますが、唾液をすぐに飲み込まず、1分間は舌の下に保持してください。その後に飲み込み、5分間はうがい・飲食を避けます。
服用の前後2時間は、激しい運動、飲酒、入浴を避けます。血流が増えたり体調が変わったりすると、副反応が起こりやすくなる可能性があるためです。服用時刻は毎日続けやすい時間に決めましょう。
シダキュアは最初の1週間は2,000 JAU、2週目以降は5,000 JAUを1日1回。ミティキュアは最初の1週間は3,300 JAU、2週目以降は10,000 JAUを1日1回です。初回投与は、重いアレルギー反応が起こらないか確認するため医療機関で行い、2回目以降は自宅で毎日服用します。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 初診 | 症状の確認、治療説明、適応判定、必要に応じてアレルギー検査(採血) |
| 採血から4〜5日後 | 結果説明。適応があれば同意書確認後に初回投与→院内で30分待機 |
| 1週間後 | 増量時の状態確認、処方 |
| 以後 | 原則1か月ごとの診察・処方。3年以上を目安に継続 |
初回投与日は30分の経過観察が必要なため、午前診療は12時まで、午後診療は17時までのご来院をお願いしています。受付で「舌下免疫療法を開始したい」とお伝えください。
1日飲み忘れた場合に2回分をまとめて飲むことはしません。翌日に通常の用量を服用します。数日以上の中断、体調不良による休薬、数か月単位の長期中断では、同じ用量で再開してよいとは限りません。自己判断で再開せず、処方医にご相談ください。抜歯、口腔内の手術、口内炎、口腔内の傷、強い歯肉炎があるときには、休薬が必要になることがあります。
舌下免疫療法は、飲み始めてすぐ症状を止める治療ではありません。効果を感じ始める時期には個人差がありますが、数か月後から、あるいは次の花粉シーズン以降に実感する方が多くいます。シダキュアの場合、開始時期によっては初年度のスギ花粉シーズンで十分な効果を判定できないことがあり、次のシーズン以降に、症状の程度、対症療法の使用量、日常生活への影響を総合して評価します。
アレルゲン免疫療法では、長期的な効果を得るために少なくとも3年程度の継続が重要とされています。国内のスギ花粉舌下錠の5年間の無作為化比較試験では、5,000 JAU群はプラセボ群と比べて症状・薬物スコアが治療3年目に46.3%低く、治療終了後の4年目・5年目にもそれぞれ45.3%、34.0%低い結果でした。3年間の治療後に中止しても、2年間は効果が持続したことになります。ただし、全員に同じ程度の効果や永続的な効果を保証するものではありません。
出典:Gotoh M, et al. J Allergy Clin Immunol Pract. 2021(スギ花粉舌下錠の5年試験)/Okamoto Y, et al. J Allergy Clin Immunol Pract. 2019
「一生効く」とは言い切れません。治療終了後も数年以上効果が続く方がいる一方、再び症状が目立ってくる方もいます。治療の終了時期は、治療年数だけで決めるのではなく、症状、対症療法の必要量、継続のしやすさ、副反応などを踏まえて主治医と判断します。
シダキュアの適応はスギ花粉によるアレルギー性鼻炎で、ヒノキ花粉症の治療薬として承認されているわけではありません。一方、スギとヒノキのアレルゲンには交差反応性があり、一部の患者さんではヒノキ花粉の時期にも症状軽減がみられる可能性が、鼻アレルギー診療ガイドライン2024年版で言及されています。ヒノキ症状への効果には個人差があり、必ず抑えられるという説明はできません。
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「基本的に、効果がなかったということはほとんど経験がありません。人によっては薬も要らなくなったという方もいますし、薬はなくならなかったがだいぶ楽になった、ゾレア(注射薬)まで使っていたがそれが不要になった、など様々です。最低3年の治療となるため、飲み忘れが増えることが懸念され、そのような方には効果が薄い傾向があります。」
舌下免疫療法では、アレルゲンを口の粘膜に接触させるため、開始初期を中心に、口の中やのどの症状が起こることがあります。
| 症状の例 | 起こりやすい時期・対応の考え方 |
|---|---|
| 口の中のかゆみ、違和感、腫れ | 開始初期に比較的多い。軽く短時間でおさまる場合も多いが、繰り返す・強い場合は相談 |
| のどの違和感、刺激感 | 呼吸苦や声のかすれを伴わないか注意。症状が強い場合は服用を中止して連絡 |
| 耳のかゆみ | 口腔・咽頭のアレルギー症状としてみられることがある |
| 腹部症状、吐き気 | 程度と経過を確認し、服用継続の可否を判断 |
| せき、喘鳴、息苦しさ | 喘息悪化や重いアレルギー反応を考え、服用を中止して速やかに相談 |
| 全身じんましん、顔面腫脹、呼吸困難、意識がぼんやりする | アナフィラキシーの可能性。救急要請を含め、緊急対応が必要 |
軽い口腔症状は治療継続中に落ち着くことが多いですが、症状の強さ、持続時間、喘息の有無、全身症状の有無によって対応は異なります。服用前後に抗ヒスタミン薬を併用することで継続しやすくなるケースもありますが、患者さん自身で追加・中止を決めず、処方医にご相談ください。喘息症状がある場合、発熱や感染症で体調が悪い場合、強い口内炎がある場合などは、服用を見合わせることがあります。
まれではありますが、重いアレルギー反応が起こる可能性があります。そのため初回投与は医療機関で行い、投与後は30分程度、体調変化がないかを観察します。
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「口の中の違和感に関しては、ほとんどが1週間以内に改善するため、特に処置を必要としないことがほとんどです。それでも少し続く場合は、治療薬は継続しながら抗アレルギー薬を内服して改善するかを慎重に見ていきます。喘息症状などが出た場合は、いったん治療薬を中止し、喘息が改善した後に慎重に再開を検討する方針になることが一般的です。また、シダキュアよりミティキュアのほうが若干副反応が出ることが多い印象です。」
舌下免疫療法は健康保険が適用されます。実際の支払額は、年齢・負担割合、初診か再診か、アレルギー検査の有無、処方日数、薬局での調剤料などで変わります。
| 時期 | 主な費用項目 | 3割負担の目安 |
|---|---|---|
| 初診時 | 初診料・アレルギー検査(特異的IgE 13項目以上 1,430点+判断料)・採血料 | 5,000〜6,000円程度。他院の検査結果を持参すれば検査費用は不要 |
| 結果説明・初回投与日 | 再診料・処方箋料+薬局で薬剤費(1週間分)・調剤料 | 数百円〜1,000円台 |
| 維持期(毎月) | 再診料・処方箋料+薬局で薬剤費(30日分)・調剤料 | 月1,500〜2,500円程度 |
※令和6年度診療報酬・薬価に基づく概算。改定や処方内容で変わります。正確な金額は受診時にご確認ください。
板橋区・練馬区など多くの自治体では、子ども医療費助成により自己負担が原則不要になります。薬代の負担がかからないことは、小児期に舌下免疫療法を検討する大きなメリットです。助成の対象年齢や必要な医療証は自治体にご確認ください。
シダキュア、ミティキュアはいずれも5歳以上が対象です。ただし年齢だけで決めるものではありません。錠剤を舌の下で1分間保持できること、毎日服用を続けられること、症状の変化を保護者と共有できることが重要です。
アレルゲン免疫療法が喘息など他のアレルギー疾患の発症・進展をどの程度抑えられるかについては研究報告がありますが、個々の子どもでの効果を保証できる段階ではありません。「アレルギーマーチを確実に止める治療」ではなく、「進展を抑える可能性が期待される治療」という位置づけです。
学校や保育園で服用するより、保護者が様子をみられる自宅で、毎日決まった時間に服用するのが基本です。
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「特に適応を勧めたい患者さんは、若い方や将来妊娠を希望されている女性です。舌下免疫療法は5歳以上であれば適応になるため、小児の患者さんは今後ずっとアレルギー性鼻炎で悩むのであれば早めの治療をしてしまうほうがいいこと(特に花粉症真っただ中に受験シーズンになるため、早めの治療が効果的です)、小児期であれば医療費の問題もクリアできることが多いこと、妊娠や出産後の身体的にも精神的にも負担のかかる時期に少しでも負担を減らすこと、などがあげられるため、上記の患者さんには積極的に舌下免疫療法を勧めています。」
| 向いている可能性がある方 | 理由 |
|---|---|
| 毎年スギ花粉症が強く、生活や仕事・学業に支障がある方 | 長期的な症状軽減を目指せる可能性がある |
| ダニによる通年性鼻炎で、鼻づまり・くしゃみ・鼻水が続く方 | 原因が確認できれば治療対象になる |
| 対症療法の薬を減らしたい方 | 薬物使用量の減少が期待できる |
| 毎日決まった時間に服用を継続できる方 | 継続が効果の前提になる |
| 子ども・若年者・将来妊娠を希望する方 | 長期的な治療計画を立てやすく、ライフイベント前に症状を整えられる |
重症またはコントロール不良の喘息がある方、重い全身性アレルギー反応の既往がある方、口腔内に治りにくい病変がある方、免疫に影響する病気や治療がある方、悪性腫瘍の治療中の方では、慎重な評価が必要です。β遮断薬を使用している方も、アナフィラキシー時の対応との関係から必ず医師にお申し出ください。妊娠中・授乳中、妊娠を希望している場合の開始・継続は個別に判断します。治療中に妊娠が分かった場合は自己判断で中止せず、処方医と産科医に相談してください。
また、毎日飲み続けることが現実的に難しい方、対症療法だけで十分に満足している方は、無理に始める必要はありません。舌下免疫療法と対症療法のどちらを選ぶかは、生活の状況を踏まえて主治医とじっくり相談して決めるのがよいでしょう。
副反応、生活環境の変化、妊娠、転居、飲み忘れなどにより、続けにくくなることがあります。中止や休薬を考えたときは、自己判断ではなく診察で相談してください。休薬期間や体調によって、減量して再開する、飛散期後に再開する、治療を終了して対症療法に切り替えるなどの選択肢があります。
| 時期 | シダキュア(スギ) | ミティキュア(ダニ) |
|---|---|---|
| 1月〜ゴールデンウィーク頃 | 新規開始は行わない | 開始できる |
| 5月中旬〜12月 | 開始できる(翌春に向けて夏〜秋が理想) | 開始できる |
スギ花粉症に対するシダキュアは、花粉飛散期を避けて開始することが原則です。翌春に向けて治療を検討する場合、夏〜秋に始めると治療に慣れる期間を確保しやすくなります。年内に開始できなかった場合は、ゴールデンウィーク明け以降の開始になります。秋から冬にかけて受診した方でダニ症状もある場合には、まずミティキュアを開始し、スギ花粉飛散後にシダキュアを開始する選択肢もあります。
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 1. 初診 | 症状、既往歴、喘息の有無、服薬状況を確認し、治療の概要を説明します |
| 2. アレルギー検査 | 必要に応じて採血でスギ・ダニなどの感作を確認します。他院の結果があれば持参してください(再検査不要) |
| 3. 結果説明 | 採血後、通常4〜5日後に結果を説明し、適応を判断します(クラス2以上が目安) |
| 4. 初回投与 | 同意書確認後、院内で初回投与。午前12時・午後17時までにご来院ください |
| 5. 院内待機 | 初回投与後、30分間は院内で経過をみます。薬は敷地内の薬局ですぐ受け取れます |
| 6. 1週間後の再診 | 体調・副反応を確認し、維持量へ移行します |
| 7. 以後の定期診察 | 原則1か月ごとに診察・処方。3年以上の継続を目安に評価します |
当院はスギの「シダキュア」、ダニの「ミティキュア」の両方を扱っています。初回投与時の院内観察や副反応の評価が必要なため、舌下免疫療法のオンライン診療は行っていません。
板橋区徳丸・東武練馬で舌下免疫療法をお考えの方へ
来春の花粉シーズンに間に合わせるなら、年内の開始を
当院は東武練馬駅・下赤塚駅から徒歩圏内の内科です。採血から4〜5日後の結果説明日に、そのまま初回投与まで行えます。他院の検査結果をお持ちの方は、初診日に開始できる場合もあります。「説明だけ聞きたい」という段階でもご相談ください。
保険適用です。維持期の自己負担は、3割負担の方で月1,500〜2,500円程度が目安ですが、診察料、薬局での費用、処方日数、他の薬の有無で変わります。初回は検査費用が加わることがあります。正確な金額は受診時にご確認ください。
数か月後から実感する方もいますが、シダキュアでは次の花粉シーズン以降に評価することが一般的です。効果には個人差があります。
原則として3年以上を目安にします。一生続ける治療ではありませんが、終了後も効果が永続する保証はありません。症状と治療効果をみながら終了時期を相談します。
シダキュア、ミティキュアともに5歳以上が対象です。舌下に1分間錠剤を保持できること、毎日続けられることを確認します。
重症・不安定な喘息、重いアレルギー反応の既往、毎日続けられない生活状況などでは、慎重な判断が必要です。対症療法で十分満足している場合も、無理に始める必要はありません。
強い口腔・咽頭症状、せき、喘鳴、息苦しさ、全身じんましんなどがある場合は服用を中止して医療機関へ連絡してください。呼吸困難、意識がぼんやりする、急速な顔面腫脹などは緊急対応が必要です。
スギ花粉飛散期には新規開始を避けます。当院では1月からゴールデンウィーク頃までは新規開始を行っていません。夏から秋、遅くとも年内が開始を検討しやすい時期です。
両方が原因として確認されていれば検討できます。当院では、困っている症状の方から開始し、2剤目は原則1か月以上あけます。
シダキュアの適応はスギ花粉症です。一部の方でヒノキ花粉の時期にも効果がみられる可能性がありますが、ヒノキ花粉症への効果を保証する治療ではありません。
体重増加を直接起こすことを示す確立した報告は確認されていません。体重変化が気になる場合には、食事、運動、他の薬、甲状腺疾患なども含めて診察でご相談ください。
以下のような方はお気軽にご相談ください。
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参考資料:日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会「鼻アレルギー診療ガイドライン―通年性鼻炎と花粉症―2024年版(改訂第10版)」/鳥居薬品「シダキュアスギ花粉舌下錠」「ミティキュアダニ舌下錠」添付文書・患者向医薬品ガイド/Okamoto Y, et al. J Allergy Clin Immunol Pract. 2019/Gotoh M, et al. J Allergy Clin Immunol Pract. 2021/厚生労働省「令和6年度診療報酬改定」。最終確認日:2026年9月24日。
※治療の適応・開始時期・継続の判断は、年齢・既往歴・喘息の有無・検査結果を踏まえて医師が行います。自己判断で開始・中止せず、医療機関へご相談ください。