医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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肥満症の治療を検討している方・マンジャロやゼップバウンドの値段を知りたい方へ
マンジャロ・ゼップバウンドの値段と違い|肥満症の自費治療の条件・料金・流れを板橋区の内科が解説
同じ有効成分チルゼパチドのマンジャロとゼップバウンドは何が違うのか、保険で使える人・自費になる人、当院の料金(4本パック)、処方の条件(BMI・合併症)、治療の流れを、腎臓専門医・高血圧専門医・糖尿病認定医の院長が解説します。美容目的の処方は行っていません。
2026年9月27日 更新
2026年8月1日の薬価改定に伴いマンジャロの自費料金を改定し、ゼップバウンド(肥満症治療薬)の取り扱いを追加しました。
マンジャロ(チルゼパチド)は、血糖コントロールに加えて大きな体重減少効果があることから、テレビやSNSでも話題になっています。2025年には同じ成分の肥満症治療薬「ゼップバウンド」が発売され、「どちらを選べばいいのか」「保険は使えるのか」「値段はいくらか」という相談が増えました。
当院では、単なる「痩せるための注射」としてではなく、肥満によって健康障害が起きている「肥満症」を対象に治療を行っています。この記事では、2剤の違い、保険と自費の線引き、当院の料金と条件を整理します。効果の詳しい解説はマンジャロで痩せる理由、副作用はマンジャロの副作用をご覧ください。
この記事のポイント
どちらも週1回の皮下注射薬で、有効成分はチルゼパチドです。作用と副作用はほぼ同じで、違いは「何の薬として承認されているか」です。
| 項目 | マンジャロ | ゼップバウンド |
|---|---|---|
| 有効成分 | チルゼパチド | チルゼパチド(同一) |
| 承認適応 | 2型糖尿病 | 肥満症 |
| 保険が使える人 | 2型糖尿病の方 | 認定教育施設で条件を満たす肥満症の方(当院では自費) |
| 当院の自費料金(4本・1か月) | 2.5mg 19,800円/5mg 34,800円/7.5mg 47,800円/10mg 61,800円 | 2.5mg 26,000円/5mg 42,000円/7.5mg以上は受診時にお尋ねください |
| PMDA副作用被害救済制度 | 糖尿病のない方への使用は適応外のため対象外 | 肥満症への使用は適応に沿うため対象となりえる |
| 投与 | 週1回皮下注射。2.5mgから開始し段階的に増量 | 同左 |
料金は税込。診察・注射指導・副作用管理の費用を含みます。別途、導入時の説明費用2,200円と定期的な血液検査が必要です。
糖尿病のない肥満症の方がマンジャロを選ぶ場合、適応外使用となるためPMDAの医薬品副作用被害救済制度の対象外となりえます。一方、ゼップバウンドは肥満症の承認適応に沿った処方のため、制度の対象となりえます。料金はマンジャロのほうが安く、ゼップバウンドは制度面の安心が大きい、という違いです。当院では両薬のメリット・デメリットをご説明したうえで、患者さんご自身に選んでいただいています。
2型糖尿病を合併している方は、マンジャロが糖尿病治療薬として保険診療の対象になります。詳しくは糖尿病のページをご覧ください。
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「当院では単なる『美容目的のダイエット注射』としてではなく、肥満に伴って複数の生活習慣病を合併する『肥満症』を対象に、自費診療としてチルゼパチドを導入しています。自費診療となるため通常の保険診療より費用はかかりますが、提供しやすい価格設定としています。また、全く対面での説明を行わないオンライン診療や、使用経験がない医師ではなく、当院は糖尿病治療に重きを置いているので医師だけでなく看護師も経験豊富です。安心してご利用ください。」
2型糖尿病と診断されている方は、血糖コントロールの治療としてマンジャロを保険で処方できます。3割負担の場合、薬剤費の自己負担は月1〜2万円程度が目安です。体重減少は治療に伴う効果として得られます。
ゼップバウンド、そしてセマグルチドのウゴービは、肥満症治療薬として国に承認されており、条件を満たせば保険で処方できます。ただし、最適使用推進ガイドラインにより、保険で処方できる施設は日本内分泌学会・日本糖尿病学会・日本循環器学会などの認定教育施設(主に大学病院などの大規模医療機関)に限られています。さらに認定施設でも、まず食事療法・運動療法を一定期間行い、効果が不十分と認められた場合に初めて処方が検討されるため、治療開始まで相当の時間がかかることがほとんどです。
当院は現時点でこの施設要件を満たしていないため、肥満症に対するチルゼパチドは自費診療での提供となります。保険診療をご希望の方には、適切な施設をご紹介しています。なお、ウゴービは当院では取り扱いがありません。
自費診療であっても、当院は肥満症の診断基準を満たす方に限って処方しています。「痩せたい」というご希望だけで処方することはありません。
以下のすべてを満たす方に、処方を検討します。
| 区分 | 条件 |
|---|---|
| 前提 | 高血圧、脂質異常症、または耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)のいずれかがある |
| 前提 | 食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られていない |
| いずれかに該当 | BMI 27以上で、肥満に関連する健康障害を2つ以上合併している |
| いずれかに該当 | BMI 35以上 |
上記は処方検討の基準です。最終的な処方可否は、診察と血液検査の結果をもとに医師が総合的に判断します。BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算できます。
| 用量 | マンジャロ(自費) | ゼップバウンド(自費) |
|---|---|---|
| 2.5mg(導入期) | 19,800円 | 26,000円 |
| 5mg | 34,800円 | 42,000円 |
| 7.5mg | 47,800円 | 受診時にお尋ねください |
| 10mg | 61,800円 | 受診時にお尋ねください |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 含まれる | 診察料、注射指導、副作用管理 |
| 別途 | 導入時の説明費用 2,200円(初回のみ) |
| 別途 | 定期的な血液検査(血糖・HbA1c・脂質・肝機能・腎機能・尿酸など。3か月ごとが目安) |
2026年8月1日の薬価改定に伴い、マンジャロの自費料金を改定しました。週1回投与を前提とした4週間分の料金で、板橋エリアの相場に即した、継続しやすい価格設定にしています。
有効成分が同一なので、効果も同じです。食事をすると、小腸からGLP-1とGIPという2種類のホルモンが分泌されます。チルゼパチドはこの両方の受容体に作用する世界初のデュアルアゴニストで、次の働きをします。
臨床試験(SURMOUNT)では、最大で体重の約20%以上の減少が確認されています。作用の仕組みと何キロ痩せるかの詳しいデータはマンジャロで痩せる理由は?臨床データから解説をご覧ください。
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「チルゼパチド(マンジャロ・ゼップバウンド)による治療は、個人差はありますが、体重が20kgを超えて減少される方もいらっしゃいます。もちろん薬だけの効果ではなく、ご本人の食事療法・運動習慣があってこそですが、体重が大幅に減ると多くの変化が起きます。実際に経験することとして、降圧薬を3種類服用していた方が体重減少後に薬なしで正常血圧を維持できるようになったケース、尿酸値・肝機能・中性脂肪などが正常化したケースは珍しくありません。」
マンジャロもゼップバウンドも副作用の内容は同じです。当院では少量(2.5mg)から段階的に増量し、定期的な血液検査と診察で肝機能・腎機能・膵臓の状態を確認しながら継続します。主な副作用と、当院での対処の考え方は次のとおりです。
| 副作用 | 頻度 | 対処・経過 |
|---|---|---|
| 吐き気・嘔吐 | 比較的多い | 少量の食事・ゆっくり食べる。数週間で改善することが多い |
| 下痢・便秘 | 比較的多い | 水分摂取・食物繊維。持続する場合は増量を延期 |
| 食欲低下 | 多い(作用の一部) | 栄養不足に注意。タンパク質を意識して摂取 |
| 注射部位反応 | まれ | 注射部位を毎回変えることで軽減 |
| 胆石・胆嚢炎 | まれ | 急激な体重減少に伴うリスク。腹痛が続く場合は受診 |
| 膵炎・低血糖 | まれ | 強い腹痛、SU薬・インスリン併用時の低血糖に注意 |
症状別の詳しい対処法や「いつまで続くか」はマンジャロの副作用|吐き気・下痢・頭痛はいつまで続く?で解説しています。
肥満は、高血圧や糖尿病を介してだけでなく、肥満そのものが腎臓を傷める「肥満関連腎症」を起こします。生活習慣病を合併していなくても、肥満だけで慢性腎臓病が進行しうるため、体重を減らすことは腎臓を守る治療でもあります。
2024年にNEJMに掲載されたFLOW試験では、2型糖尿病と慢性腎臓病を合併した3,533名で、GLP-1受容体作動薬(セマグルチド)が主要腎アウトカムのリスクを24%低下させ、eGFRの低下速度を抑えたことが示されました。GLP-1受容体作動薬が腎保護に直接寄与することが大規模試験で証明された形です。腎機能が気になる方はクレアチニンが高いと言われたらもご覧ください。
参考文献:Perkovic V, et al. N Engl J Med. 2024;391(2):109-121.
👨⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと
「腎臓は高血圧・糖尿病・脂質異常症によって障害を受けることはよく知られていますが、あまり知られていないのが、肥満それ自体が腎臓を傷める『肥満関連腎症』という病態です。生活習慣病を合併していなくても、肥満だけで慢性腎臓病が進行しうるのです。血糖・血圧・脂質を管理するだけでなく、体重そのものを減らすことが腎臓を守るうえでも非常に重要な治療戦略であり、肥満症の治療は腎臓専門医にとって必然だと考えています。」
| 流れ | 内容 |
|---|---|
| 1. Web予約 | 肥満症外来をご予約ください |
| 2. 初診(対面) | 問診・身体測定・血液検査(血糖・HbA1c・脂質・肝機能・腎機能・尿酸など) |
| 3. 診断・判定 | 肥満症の診断と処方可否の判断。保険診療を希望される方には適切な施設をご紹介 |
| 4. 薬の選択 | マンジャロ・ゼップバウンドの違いを説明し、患者さんに選択いただく |
| 5. 処方・注射指導 | 初回は院内で注射手技を確認 |
| 6. 定期フォロー | 月1回程度:体重・血液データ・副作用の確認、必要に応じて増量。3か月ごとを目安に血液検査 |
薬を処方するだけでなく、食事・運動・睡眠・ストレス管理を含めた生活習慣改善のアドバイスを行います。必要な際は管理栄養士による個別栄養指導もご利用いただけます。初診は必ず対面で行い、現時点ではオンラインでの処方は行っていません。治療をやめた後のリバウンドについてはマンジャロをやめたらどうなる?で解説しています。
板橋区徳丸・東武練馬で肥満症の治療をお考えの方へ
腎臓・血圧・血糖を1人の医師がまとめて診ながら、体重を減らします
当院院長は腎臓専門医・高血圧専門医・糖尿病認定医の3資格を有し、国立国際医療研究センター病院の肥満外来で重症肥満症の診療を経験しています。「肥満症に当てはまるか知りたい」「保険と自費どちらになるか確認したい」という段階からご相談ください。
当院の自費料金は4本(1か月分)で2.5mg 19,800円、5mg 34,800円、7.5mg 47,800円、10mg 61,800円(税込)です。診察・注射指導・副作用管理の費用を含みます。別途、導入時の説明費用2,200円と定期的な血液検査が必要です。2型糖尿病の方は保険適用となる場合があります。
当院の自費料金は4本(1か月分)で2.5mg 26,000円、5mg 42,000円(税込)です。7.5mg以上の料金は受診時にお尋ねください。マンジャロと同じく診察・注射指導・副作用管理の費用を含みます。
どちらも同じ有効成分チルゼパチドを含む週1回の皮下注射薬で、作用・副作用はほぼ同一です。違いは承認された適応で、マンジャロは2型糖尿病、ゼップバウンドは肥満症の治療薬です。ゼップバウンドは肥満症への使用が承認適応に沿うため、万一重篤な副作用が生じた場合にPMDAの医薬品副作用被害救済制度の対象となりえます。
保険診療でのゼップバウンド・ウゴービの処方は、最適使用推進ガイドラインに基づき、日本内分泌学会・日本糖尿病学会・日本循環器学会などの認定教育施設(主に大学病院などの大規模医療機関)に限られています。当院は現時点でその施設要件を満たしていないため自費診療での提供となります。保険診療をご希望の場合は適切な施設をご紹介します。
肥満症と診断される方(高血圧・脂質異常症・耐糖能障害のいずれかを有し、BMI27以上で肥満に関連する健康障害を2つ以上合併、またはBMI35以上)であれば、糖尿病がなくても当院の肥満症外来(自費)を受診できます。美容目的・単なるダイエット目的の処方は行っていません。
はい。2型糖尿病の方はマンジャロが糖尿病治療薬として保険診療の対象になります。自己負担は3割負担で月1〜2万円程度が目安です。詳しくは糖尿病のページをご覧ください。
腎機能の程度によります。当院は腎臓専門医が在籍しているため、クレアチニン・eGFRを確認しながら安全に治療を進めます。腎臓病と肥満症を同時に管理できる点は当院の強みです。
臨床試験では最大で体重の約20%以上の減少が確認されています。個人差が大きく、食事・運動との組み合わせが前提です。詳しくは「マンジャロで痩せる理由」の記事をご覧ください。
吐き気・下痢・便秘などの消化器症状が比較的多く、多くは数週間で軽減します。まれに胆石・膵炎の報告があります。当院では少量から段階的に増量し、定期的な血液検査で確認します。詳しくは副作用の記事をご覧ください。
当院では初診は必ず対面で診察・血液検査を行います。注射手技の確認と副作用管理のため、現時点では対面診療で処方しています。
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参考資料:日本肥満学会「肥満症診療ガイドライン2022」/厚生労働省「最適使用推進ガイドライン(チルゼパチド・肥満症)」/日本イーライリリー「マンジャロ皮下注」「ゼップバウンド皮下注」添付文書/Jastreboff AM, et al. N Engl J Med. 2022(SURMOUNT-1)/Perkovic V, et al. N Engl J Med. 2024(FLOW)/PMDA「医薬品副作用被害救済制度」。料金は2026年9月時点。最終確認日:2026年9月27日。
※本記事の自費診療は肥満症と診断される方を対象としています。効果には個人差があり、副作用が起こる可能性があります。治療の適否は診察のうえ医師が判断します。