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健康診断で血小板が多いと言われたら|基準値・原因・危険な数値|
医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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健康診断で血小板が多いと言われたら|基準値・原因・危険な数値

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健診で「血小板が多い」「要精密検査」と言われた方へ

健康診断で血小板が多いと言われたら|基準値・原因・どこから危ないか・減らす方法を内科専門医が解説

血小板の基準値と2026年の健診判定区分、40万・50万・100万といった数値の意味、鉄欠乏・炎症・感染・喫煙など反応性の原因、本態性血小板血症を疑うサイン、食べ物で減らせるかどうか、再検査と血液内科への紹介の目安を、総合内科専門医・腎臓専門医の院長が解説します。

健康診断で「血小板が多い」「血小板数が高い」と言われても、多くは鉄欠乏・感染・炎症などへの反応で、原因への対応により改善します。ただし45万/μL以上が続く、原因が見当たらない、白血球や赤血球にも異常がある場合は、本態性血小板血症など骨髄の病気も調べます。

この記事のポイント

  • 2026年の健診判定では33.0〜39.9万/μLが軽度異常、40.0万/μL以上が要精密検査・治療
  • 一般的な「血小板増多」の目安は45万/μL以上。健診の判定とは目的が異なる
  • 原因の多くは反応性で、鉄欠乏、感染・炎症、脾臓摘出後などが代表的
  • 月経のある女性では鉄欠乏を積極的に確認。フェリチンとCRPが手がかり
  • 特定の食べ物で血小板の数を減らす標準的な方法はない
  • 原因不明の増多が続くときは血液内科で評価。症状があれば再検査予定日を待たない
  • 当院では健診後の相談・再検査に対応し、必要に応じて専門施設へ紹介

血小板はどこからが「多い」?基準値と判定

血小板は血管の傷をふさいで出血を止める血液成分で、一般に45万/μL以上を血小板増多と呼びます。結果票では「PLT」「血小板数」と表示されます。

人間ドック学会の判定区分

日本人間ドック・予防医療学会「判定区分(2026年4月1日改定)」の、多い側の区分は次のとおりです。

判定 血小板数(万/μL) 結果の受け止め方
A:異常なし 14.5〜32.9 健診の基準範囲
B:軽度異常 33.0〜39.9 過去の値・体調を確認し、必要に応じて再検査
C:要再検査・生活改善 (多い側の設定なし) 39.9万から40.0万で直接Dへ移る
D:要精密検査・治療 40.0以上 医療機関で原因や再検査の必要性を確認

出典:日本人間ドック・予防医療学会「判定区分」(2026年4月1日改定)。少ない側の区分は本記事では省略しています。

「×10⁴/μL」の読み方

「40.0 ×10⁴/μL」と「400 ×10³/μL」は、どちらも40万/μLです。「400 ×10⁹/L」も同じ数を示します。数字の大小だけで比較せず、必ず横の単位を確認しましょう。

少ない側も気になる方は

「血小板が少ない」と言われた場合は、評価の考え方が異なります。詳しくは血小板が少ないと言われたらをご覧ください。

血小板が多いとどうなる?数値別の意味と危険度

血小板が多いからといって、すぐに血栓ができるわけではありません。危険度は「何万あるか」だけでなく、原因・症状・増え方・血栓症の既往を組み合わせて判断します。

数値別の意味と対応の目安

以下は受診時の説明のための整理であり、病気を確定する診断表や、日本で統一された緊急度の分類ではありません。60万と100万は相談の目安で、「その数値から急に危険になる境界」ではありません。

血小板数(/μL) 考え方・対応の目安
45万未満(多い側を指摘された場合) 33.0〜39.9万は健診B、40.0万以上はD。軽度・一時的な変化もあるが、過去と比較し原因を確認する
45万以上〜60万未満 血小板増多に該当。鉄欠乏、感染・炎症などを調べる。本態性血小板血症(ET)もこの範囲で見つかる
60万以上〜100万未満 反応性でも起こるが、原因不明・持続性なら血液内科への紹介を積極的に検討する
100万以上 著明な増多として速やかに医療機関へ連絡。原因検索に加え、血栓・出血症状や後天性フォン・ウィルブランド症候群を評価する

出典:日本人間ドック・予防医療学会 2026年判定区分、Tefferi A, et al. Am J Hematol 2024(ET総説)、MSD Manual、英国地域紹介指針(Peninsula Cancer Alliance 2024)をもとに編集。

本態性血小板血症では血栓が重要な合併症ですが、血小板数と大きな血管の血栓リスクは単純に比例しません。「100万以上なら必ず血栓と出血が増える」という説明も正確ではありません。

反応性なら血栓の心配はない?

反応性血小板増多はETと比べ、一般に血小板そのものを標的とする治療を必要としないことが多く、原因への対応が基本です。ただし「反応性では血栓リスクが上がらない」と言い切ることはできません。鉄欠乏やがん、手術後などでは血栓への注意が必要な場合があります。

血小板が多いときの症状

健診で見つかる増多は無症状のことも少なくありません。ETでは頭痛、めまい、一過性の視覚異常、手足のしびれ、指先が赤く熱を持って痛む「肢端紅痛症」がみられることがあります。これらの症状だけでETとは診断できません。

再検査を待たずに受診してほしいサイン

  • 救急受診・119を検討:突然の片側の手足の麻痺、ろれつが回らない、急な視力低下、強い胸痛・息苦しさ
  • 速やかに医療機関へ相談:止まりにくい出血、黒い便、片脚の急な腫れ・痛み

血小板が多くなる原因【大部分は反応性】

原因は大きく、ほかの状態への反応で増える「反応性(二次性)」と、骨髄で血球を作る細胞に異常が起こる「クローン性」に分けられます。一般的な総説では血小板増多の約80〜90%が反応性とされますが、日本の健診受診者に限定した割合ではなく、対象集団によって変わります。

鉄欠乏(貧血)

鉄が足りないと赤血球だけでなく、血小板の作られ方にも影響し、血小板数が増えることがあります。「鉄不足なら血液成分は全部減る」とは限りません。血小板増多を調べる際に、鉄の検査を組み合わせる理由です。

月経のある女性、とくに月経量が多い方では鉄欠乏を積極的に考えます。ただし「女性の血小板増多の原因は必ず鉄欠乏」と一律に断定せず、感染や炎症、ほかの原因も確認します。

手がかりになるのが、体内に蓄えた鉄を反映する「フェリチン」です。ヘモグロビン、赤血球の大きさを示すMCV、血清鉄なども合わせて判断します。一般の健診にはフェリチンが含まれないことがあり、「健診で貧血ではないと言われた」だけで鉄不足を完全には否定できません。

一方、フェリチンは炎症があると高くなるため、正常・高値でも鉄不足が隠れることがあります。フェリチンだけで決着をつけず、CRPやほかの鉄関連検査を合わせることが重要です。鉄不足で血小板が増える詳しい仕組みは、2026年の総説でも完全には解明されていないとされています。

鉄欠乏が原因なら、適切な鉄補充で数週〜数か月かけて血小板が下がることがあります。2025年に報告された76人の後ろ向き研究では、鉄治療前に17人だった血小板増多(40万/μL超)が、3か月後は4人に減っていました。ただし「全員が3か月で戻る」という意味ではありません。鉄欠乏そのものについては鉄欠乏性貧血と鉄分の多い食べ物、貧血の症状チェックリストで解説しています。

感染症・炎症のあと

風邪や肺炎などの感染、手術・けがによる組織の損傷、関節リウマチなどの膠原病、炎症性腸疾患などが原因になります。炎症に関わる物質が、骨髄での血小板産生を促すためです。CRPが手がかりになります。

喫煙

喫煙歴は、反応性の原因を探す際に確認する項目です。ただし血小板への影響には個人差があり、持続する増多を「たばこのせい」だけで片付けません。禁煙は数値とは別に、心臓・血管の健康を守るためにも大切です。当院の禁煙外来もご利用いただけます。

脾臓を摘出した後・脾臓の働きが落ちているとき

脾臓は血小板を一部蓄えたり処理したりする臓器です。手術で摘出した後や機能が低下した状態では、血液中の血小板が増えます。以前に手術を受けた方は、その時期や理由を医師へ伝えてください。長く高めの値が続くこともあります。

出血・溶血のあと、激しい運動の直後

出血後の回復期、赤血球が壊れる「溶血」があるときなどに増えることがあります。強い運動に関連する一時的な変動もあるため、採血前後の状況を確認します。ただし運動や疲れだけで数か月続く増多は説明できないため、再検査で経過を確かめます。

薬の影響

薬剤の影響や、治療に伴う血球数の回復で増える場合もあります。ステロイドやG-CSFなどの使用、化学療法後の回復期、鉄剤開始前後の変化を確認します。ただし、これらを使用した人すべてで増えるわけではありません。

がん

がんに伴う炎症や出血・鉄欠乏によって増えることもあります。原因不明で持続する場合は、年齢、症状、診察所見、健診歴などから必要な検査を選びますが、血小板高値だけでがんとは診断できません。

白血球も一緒に多いときは

感染・炎症、喫煙、脾臓摘出後などでは、白血球と血小板がともに多くなることがあります。一方で、理由が見当たらないまま両方の高値が続く、赤血球にも異常がある、血液像に異常細胞がある場合は、骨髄増殖性腫瘍などを含めて評価します。白血球については白血球が多いと言われたらをご覧ください。

原因の見分け方の早見表

原因 手がかりになる検査・問診 対応
鉄欠乏 フェリチン、血清鉄、Hb・MCV、月経・出血歴 鉄補充と不足の原因の評価
感染・炎症 最近の感染、手術・けが、CRP、症状 原因への対応後に血算を再確認
喫煙 喫煙歴、ほかの反応性の原因の有無 禁煙支援と再評価
脾臓の摘出・機能低下 手術歴、過去の血算、必要な画像検査 背景を踏まえて経過・合併症を確認
出血・溶血、薬剤関連 出血歴、LDHなど、服薬と採血の時系列 原因に応じて検査・治療を調整
骨髄の病気 持続性、血液像、他の血球、遺伝子・骨髄検査 血液内科で診断

👨‍⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと

「貧血が強いと骨髄の造血作用が高まるため、血小板なども上昇しやすい傾向になります。血小板が軽度高い状況でも臨床的に問題となることは少ないため、一旦貧血の改善を試みて、血小板も正常化することは実臨床ではよく経験されます。」

本態性血小板血症(ET)など骨髄の病気の可能性

反応性の原因が見つからず、血小板増多が続く場合は、血液を作る骨髄の病気を検討します。数値だけでは反応性とETを区別できません。

本態性血小板血症とは

本態性血小板血症(ET)は、骨髄で血球を作る細胞に後天的な変化が起き、血小板が持続的に増える「骨髄増殖性腫瘍」の一つです。JAK2、CALR、MPLという遺伝子の変異が診断の手がかりになります。遺伝子という名前でも、ここで調べるのは主に血液を作る細胞に生じた変化で、親から子へ遺伝するものではありません。

本態性血小板血症を疑うサイン

  • 45万/μL以上が繰り返し確認され、数か月にわたって続く
  • 感染・炎症・鉄欠乏など、説明できる原因が見当たらない
  • 60万/μL以上の増多が続く、あるいは上昇傾向がある
  • 白血球・赤血球にも異常がある、血液像で異常を指摘された
  • 脾臓が大きい、血栓症を起こしたことがある
  • 指先の赤みと灼熱痛、一時的な視覚異常などを伴う

ほかの骨髄増殖性腫瘍

真性多血症(PV)は主に赤血球が増える病気で、血小板や白血球も増えることがあります。鉄不足を伴うと赤血球の増加が目立たなくなる場合もあり、血算全体の確認が必要です。

原発性骨髄線維症(PMF)は、骨髄の線維化などが問題になる病気です。初期にはETに似た血小板増多を示すことがあり、骨髄検査による区別が重要です。

慢性骨髄性白血病(CML)はBCR::ABL1という融合遺伝子が特徴で、白血球とともに血小板も増えることがあります。必要に応じて血液内科で検査します。

治療は血液内科で

ETなどでは、低用量アスピリンや細胞減少療法と呼ばれる治療が検討されます。治療が必要か、どの方法を選ぶかは血液内科が判断します。数値だけを理由に市販のアスピリンを飲み始めることは避けてください。

「反応性」と「本態性」の見分け方

比較項目 反応性血小板増多 本態性血小板血症(ET)
頻度 全体ではこちらが多い 反応性より少ない
数値の高さ 軽度から著明な増多まであり得る 45万以上。軽度のこともあり、数値だけでは区別できない
経過 原因への対応とともに改善することが多い 原因不明の持続性増多が手がかり
ほかの血球 鉄欠乏なら貧血、炎症なら白血球増加など 白血球増加などを伴う場合もある
フェリチン・CRP 鉄不足・炎症の手がかりになる 正常でもETとは確定しない。異常があっても併存を否定できない
JAK2など遺伝子変異 通常、認めない 変異が診断を支持。陰性だけでは否定できない
脾臓 摘出・機能低下などの背景を確認 腫大を認めることがあるが、なくても否定できない

出典:血小板増多の鑑別に関する後ろ向き研究(2024)、Tefferi A, et al. Am J Hematol 2024。各項目は診断の補助であり、どれか一つで確定するものではありません。

👨‍⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと

「通常、初診の段階では反応性か本態性かはすぐにはわかりませんが、軽度上昇の際は反応性のことが多いです。もちろん受診時にCRPやフェリチン、白血球像などの検査をしてから確定しますが、高度上昇でなければ一旦経過観察となることが通常です。」

血小板を減らすには?食べ物で減る?

血小板を減らすには、まず増えている原因を確認します。反応性なら原因への治療が基本で、数字だけを下げる対処を先に行うものではありません。

特定の食べ物で血小板の「数」が減る根拠はない

納豆、玉ねぎ、青魚などを食べれば、持続的な血小板増多を安全・確実に治せるという十分な臨床的根拠はなく、これらを血小板数を下げる治療として勧めることはできません。標準的な対応は原因検索と原因への治療です。

「血液サラサラ」は曖昧な表現で、血小板が集まる働きと血小板の個数は別の話です。サプリやEPA、市販のアスピリンで自己対処しないでください。

原因を治せば戻る

鉄欠乏が原因なら必要な鉄を補い、感染・炎症が原因なら治療や回復後に再検査します。原因を治療しても高値が続く場合は、「治療が効かなかった」で終わらせず、原因の見直しや血液内科への紹介を考えます。

喫煙が関係している可能性があれば禁煙を支援します。ただし、禁煙すれば必ず正常化するとは限らず、白血球で知られる禁煙後の変化をそのまま血小板に当てはめることもできません。再採血で確認しましょう。

数を下げる薬は骨髄の病気のときだけ?

健診で見つかる反応性の増多に、血小板数を下げる薬を通常使うことはありません。数そのものを減らす治療は主にETなど骨髄の病気で検討しますが、著明な増多と合併症がある例外的な状況もあり、専門医が判断します。「高い人は全員薬が必要」というわけではありません。

血栓を防ぐ生活

禁煙し、無理のない範囲で体を動かし、長時間座り続けるときは適宜脚を動かしましょう。肥満の改善や血圧・脂質・血糖の管理も、心臓・血管の病気を防ぐうえで大切です。血小板数を下げることと、全身の血管リスクを下げることは分けて考えます。

脱水を避ける水分補給は大切ですが、心不全や腎臓病で水分制限がある方は主治医の指示を優先してください。

何科へ行く?再検査と精密検査の内容・当院の流れ

健診で血小板が多いと言われたら、まず内科で相談できます。再採血で持続性を確認し、鉄欠乏や炎症を調べ、専門的な評価が必要な方を血液内科へ紹介します。

まず内科で再検査

症状がなく、軽度で一時的な原因が考えられる場合は、初回評価後4〜6週程度で血算を再確認することがあります。感染後なら回復を待って行い、状況によって4〜8週程度に調整します。これは全員共通の待機期間ではなく、医師が数値や経過から決める目安です。

精密検査で調べること

すべての検査を全員に一度に行うわけではありません。問診・診察と基本の採血から、必要な検査を選びます。

検査 確認する内容
血算の再検査 血小板増多が続くか、Hb・白血球などにも異常があるか
血液像・末梢血塗抹標本 血球の形、異常細胞、機器測定上の影響の有無
フェリチン・血清鉄など 鉄欠乏の有無
CRPなどの炎症反応 感染・慢性炎症の手がかり
肝機能・腎機能・LDHなど 全身状態、背景疾患、溶血などの手がかり
腹部エコー 必要に応じて脾臓の大きさなどを確認
JAK2 V617F、CALR、MPLなど 骨髄増殖性腫瘍が疑われる場合の補助診断
BCR::ABL1など CMLが疑われる場合に専門施設で検討
骨髄検査 専門施設で、ETとほかの骨髄疾患を区別

出典:血小板増多の鑑別に関する研究(2024)、日本血液学会「造血器腫瘍診療ガイドライン」、Tefferi A, et al. Am J Hematol 2024。遺伝子検査の順番や内容は専門医が判断します。

血液内科へ紹介する目安

  • 45万/μL以上が持続し、反応性の原因がはっきりしない
  • 60万/μL以上が続く、増加傾向がある、原因への治療後も改善しない
  • ほかの血球の異常や血液像の異常、脾腫がある
  • 血栓症の既往、肢端紅痛症、視覚異常など気になる症状がある
  • 100万/μL以上の著明な増多、血栓・出血を疑う症状がある

当院での検査の流れ【板橋区徳丸・東武練馬】

ゆう徳丸内科皮膚科は、板橋区徳丸にある内科・皮膚科クリニックです。総合内科専門医・腎臓専門医の院長が、血小板だけでなく貧血や炎症、肝臓・腎臓の状態を合わせて確認し、専門施設への紹介が必要か判断します。

  1. 健診結果・過去の結果・お薬手帳を確認し、症状や最近の体調、服薬、月経・出血歴などを伺います。
  2. 必要な再採血・追加検査を検討します。直近に採血したばかりの場合は、適切な間隔を空けて行うことがあります。
  3. 結果を説明し、原因への対応、再検査時期、血液内科への紹介の必要性をお伝えします。

当院の検査体制

  • 血算(血小板数)の結果——午前中の採血で緊急性が疑われる場合は、当日午後に結果をお伝えします。午後の採血や、緊急性のない場合は翌日に結果をご説明します。
  • 鉄の検査(フェリチン・血清鉄)——外注検査のため、通常は翌日に結果をご説明します。
  • 腹部エコー——脾臓・肝臓の評価を当院で行えます。
  • 遺伝子検査(JAK2 V617Fなど)——骨髄増殖性腫瘍が疑われる場合に、紹介先の血液内科で行います。
  • 血液内科への紹介——専門的な検査や治療が必要と判断した場合は、連携病院の血液内科へ紹介します。

当院は東武東上線・東武練馬駅から徒歩10分、下赤塚駅から徒歩9分です。健診結果の異常をまとめて相談したい方もご相談ください。

👨‍⚕️ 院長・吉田 悠 からのひとこと

「反応性でない場合や、70万/μLを超える場合は通常紹介となります。臨床的に緊急で問題となるのは100万以上であり、その際はすぐに血液内科に紹介となります。」

板橋区徳丸・東武練馬で健診後の再検査をご希望の方へ

総合内科専門医・腎臓専門医が、血算と鉄・炎症・肝臓・腎臓をまとめて確認します

次のような方は、健診結果(過去の分もあれば一緒に)とお薬手帳をお持ちのうえご相談ください。

  • 要再検査・要精密検査と判定された方
  • 血小板が繰り返し高い方、以前より増えている方
  • 白血球や貧血も一緒に指摘された方

血小板が多いときのよくある質問

Q. 血小板が40万でした。すぐ受診が必要ですか?

症状がなく、急な上昇でもなければ、数字だけで救急受診が必要とは限りません。ただし2026年の健診判定では40万/μL以上は要精密検査・治療です。内科で過去の結果と比較し、再検査時期を相談してください。胸痛や麻痺などがあれば待たずに受診します。

Q. 血小板が多いと血栓ができやすいのですか?

原因によります。ETでは血栓予防が重要ですが、反応性では原因への対応が基本です。ただし鉄欠乏、がん、手術後などでは血栓リスクを無視できず、反応性だから安全とは断定できません。数値だけで判断せず、アスピリンを自己判断で飲み始めないでください。

Q. 女性で血小板が多いと言われました。原因は何が多いですか?

月経のある女性では、鉄欠乏が重要な原因です。月経量や出血歴を確認し、ヘモグロビンだけでなくフェリチンなどで鉄不足を調べます。ただし女性だから鉄欠乏と決めつけず、感染・炎症なども確認します。原因への対応後も高値が続けば、さらに評価します。

Q. 風邪をひいた後の健診で血小板が多かったです。再検査はいつ受ければいいですか?

まず結果を持って内科で相談してください。軽度で症状がなければ、回復後に4〜6週程度を目安として再検査し、状況によって4〜8週程度に調整します。ただし著明な高値、急な上昇、血栓・出血の症状がある場合は、その期間を待たずに評価が必要です。

Q. たばこをやめれば血小板は下がりますか?

喫煙が関係していれば改善する可能性はありますが、禁煙だけで必ず正常になるとは限りません。血小板への影響や改善までの期間には個人差があり、鉄欠乏や炎症など別の原因も確認します。禁煙は血管の健康のためにも大切ですが、再検査の代わりにはなりません。

Q. 本態性血小板血症と言われました。普通の生活はできますか?

通院と必要な管理を続けながら、仕事や日常生活を送っている方も多くいます。ただし血栓・出血歴、症状、治療内容によって注意点は異なります。運動、旅行、手術、妊娠・出産の予定があれば主治医へ相談し、自己判断で治療を中断しないことが大切です。

Q. 逆に血小板が少ないと言われた場合は?

血小板が少ない場合は、多い場合とは原因や検査・受診の目安が異なります。詳しくは血小板が少ないと言われたらをご覧ください。

まとめ|血小板が多いと言われたら、まず鉄と炎症の確認を

  • 健診では33.0〜39.9万/μLが軽度異常、40.0万/μL以上が要精密検査・治療
  • 45万/μL以上が血小板増多の一般的な目安だが、数値だけで原因や危険度は決まらない
  • 原因の多くは反応性で、鉄欠乏、感染・炎症、脾臓摘出後などを確認する
  • 月経のある女性では鉄欠乏を積極的に調べ、フェリチンはCRPなどと合わせて解釈する
  • 原因不明の増多が続くときや他の血球にも異常があるときは、血液内科へ紹介する
  • 食べ物やサプリだけで対処せず、原因への対応と再検査を続ける
  • 急な麻痺、強い胸痛・息苦しさ、止まりにくい出血などがあれば、再検査予定日を待たない

健診で血小板が多いと言われた方へ|板橋区徳丸・東武練馬

血算・鉄・炎症反応の検査から、専門医への紹介までまとめて相談できます

要再検査・要精密検査と判定された方、血小板の高値が続く・以前より増えている方、貧血や白血球の異常も一緒に指摘された方は、健診結果(過去の分もあれば一緒に)とお薬手帳をご持参ください。

本記事は、日本人間ドック・予防医療学会「判定区分」(2026年4月1日改定)、日本血液学会「造血器腫瘍診療ガイドライン」、Tefferi A, et al. Essential thrombocythemia: 2024 update(Am J Hematol 2024)、An Approach to the Investigation of Thrombocytosis(2024)、Risk of bleeding in patients with essential thrombocythemia and extreme thrombocytosis(Blood Advances 2024)、Platelet levels before and after iron replacement therapy in patients with iron deficiency anemia(Hematology 2025)、Al-Samkari H, et al. Haematologica 2021、Mechanisms of Thrombocytosis in Iron-Deficiency Anemia(Eur J Haematol 2026)、StatPearls「Secondary Thrombocytosis」、MSD Manual、英国地域紹介指針(Peninsula Cancer Alliance 2024)の情報に基づいて作成しています。※この記事は一般的な医療情報であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。検査値は症状、既往歴、服薬、ほかの検査結果と合わせて医師が判断します。

この記事の監修者

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科 院長 吉田 悠

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科

院長 吉田 悠

腎臓病・糖尿病などの慢性疾患から急性期疾患まで幅広く診療し、全身を総合的に診る視点を大切にしています。患者さまに寄り添った丁寧な説明と診療を心がけています。

経歴・所属学会
日本内科学会 総合内科専門医・認定内科医・元指導医
日本腎臓学会 腎臓専門医
日本透析学会 透析専門医
日本糖尿病協会 糖尿病認定医
日本高血圧学会 高血圧専門医
日本医師会 認定産業医
厚生労働省 臨床研修指導医
日本禁煙学会 認定指導者
元東京医科歯科大学(現東京科学大学) 腎臓内科 臨床講師
難病指定医

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