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糖尿病と睡眠時無呼吸症候群の関係について|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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糖尿病と睡眠時無呼吸症候群の関係について

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こんにちは。今日は糖尿病と睡眠時無呼吸症候群の関係について、お話をしていきたいと思います。

 

糖尿病患者様のみなさん、いわゆる2型糖尿病(生活習慣病が主たる原因)の患者様の4-8割に睡眠時無呼吸症候群が潜んでいることをご存じでしょうか?睡眠時無呼吸症候群については、こちら(https://yutoku-cl.jp/medical/medical05.html)をご参照ください。ブログにもいくつか記事をupしておりますので、ご参照ください。

 

 

 

 

睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、寝ている間に無呼吸になることで非常に苦しくなるため、全身に大きなストレスがかかります。その影響で血糖値を上げるホルモン(アドレナリンなど)が放出され、血糖値を下げるホルモン(インスリン)が効きにくくなるため、血糖値が上昇すると言われています。睡眠時無呼吸症候群があると、将来糖尿病になる確率は1.6倍になると言われており、また、睡眠時無呼吸症候群がある患者様ほど、血糖値のコントロールの指標であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が高くなると言われています(Wang X, et al. Respirology 2013; 18(1): 140-6)。

 

 

 

そのため、血糖値のコントロールをするためには、睡眠時無呼吸症候群の治療が有用であると言えます。睡眠時無呼吸症候群のスタンダート治療であるマスクによるCPAP療法は、どうしても患者様毎の治療の良し悪しがあるため安易に比較はできませんが、専門スタッフが付き添い適切なCPAP療法を行うと1日の平均血糖値が改善したという報告があります(Mokhiesi, et al. Diabetes Obes Metab. 2017; 19(3): 452-56.).

 

 

 

また、糖尿病の三大合併症(神経障害、網膜症、腎不全)のうち、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎不全は、睡眠時無呼吸症候群を合併しているとそれぞれの合併症を起こしやすいと言われています。そのため、合併症予防の観点でも睡眠時無呼吸症候群の治療は重要になってきます。

 

 

睡眠時無呼吸症候群を疑う症状は、『いびきをかく』『日中の眠気や倦怠感』『ベッドパートナーなどからの睡眠時の無呼吸の指摘』『高血圧がある』『肥満である』『50歳以上』『首回りが40cm以上である』『男性である』などの問診から始まります。当院では糖尿病の治療はもちろん、睡眠時無呼吸症候群の検査~治療も行っておりますので。希望がある方はいつでもご受診ください。

 

 

 

【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】

板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。練馬区北町にも隣接しており、徒歩圏内です。待合室は広く確保されており、予約システムを導入していることで待ち時間の短縮に努め、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症対策を万全に行っております。糖尿病や高血圧の原因となる睡眠時無呼吸症候群に関して、当院は簡易検査からポリソムノグラフィ(PSG)検査、診断がついたのちのCPAP療法まで一括して行うことができるクリニックですので、いつでもご連絡ください。糖尿病治療に関して、当院は糖尿病治療に役立つFree style リブレを導入しております。ご興味のある方はいつでもお問い合わせください。

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