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太っているのってどうすればいいの?~肥満症について~|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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太っているのってどうすればいいの?~肥満症について~

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こんにちは。本日は気にしている人が多い、『太っていること』についてお話ししようと思います。

 

 

いわゆる『太っていること』は糖尿病や高血圧症、睡眠時無呼吸症候群、脂質異常症など、多くの病気の原因となりうるものですが、一言で『痩せる』と言ってもすぐにはできません。ただ単に運動を増やせばいい、摂取カロリーを少なくすればいい、というものではなく、いわゆる体質の問題もあるため、運動や食事制限だけで改善できない人がいることもわかってきています。

 

 

まず、BMIという言葉はご存じでしょうか?

 

 

 

BMI=体重(kg)÷[身長(m)]÷[身長(m)]

※BMI=22が病気の合併が少ない標準体型とされており、25以上で下記の肥満に伴う健康障害を持っている場合や、内臓脂肪蓄積を主なっている場合に、『肥満症』と診断されます。BMIは簡単にご自身で計算できますので、まずは自分のBMIがいくつなのかを知ることが大切ですね。

 

私の外来では、糖尿病や高血圧症、脂質異常症、睡眠時無呼吸症候群などの疾患をお持ちの方は、必ず体重を測るようにしております。体重は血圧と一緒で、自分で簡単に計測できる重要なバロメーターの一つです。家に体重計がない人はもちろん、家で測りたくなくて測ってない人もおりますので、月1回程度はしっかり測って自分の体重がいくつなのかを知ることが大切です。急激な体重変化は、そもそも単純に太った、やせた、ではなく、病気の徴候の発見にもなりますし、もちろん肥満の方が体重が増えたら生活習慣病の悪化に注意しなければならないからです。可能であればご自宅で決まったタイミング(例:お風呂上がりの裸の状態、など)に測っていただいてご自身で気にされるのがよろしいと思います。

 

 

必ずしも体型は食生活や運動習慣だけでは決まらない、と上述しましたが、それでもやはり食事と運動はご自身ができることとしたら重要な要素です。

 

まず、食事は炭水化物を減らすことですね。特に米やパン、麺類などを控えるようにしましょう。もちろん炭水化物は体の重要な栄養素の一つですので、いわゆる『炭水化物ダイエット』のようなものは推奨できませんが、例えば、大盛を控える、などはできることの一つだと思います。また、炭水化物を取るにしてもなるべくその後に動ける環境にあるときが良いと考えられています。具体的には、炭水化物は朝食や昼食にとり、夕食は控えることですね。一般的には日中は動くことが多いですので、消費されるカロリー分があるからです。あとは積極的に歯磨きをすることも重要です。歯磨きをすると、折角歯磨きをしたのだから、間食するのは控えよう、という気持ちが働きます。あとはお酒ですが、いわゆる蒸留酒(ウイスキーや焼酎、など)のほうがカロリーは少ないですので、どうしてもお酒が飲みたい方は蒸留酒をおすすめします。

 

運動は、肥満症の多くの方が、運動習慣がないことが通常です。運動習慣がない方にいきなり運動をしてもらうのはかなり難しく、1か月続いたとしても1年後は続いていないことがほとんどです。例えば、いきなりランニングを週2回 3km続けてください、と言ってもおそらく途中でやめてしまうでしょう。生活習慣はまずは、『こんな程度でいいの?』と思う程度のことから始めることが大切です。例えば、週1回1時間ウォーキングをすることなどが代表的なことかと思います。また、生活事態に組み込むことも大切ですので、例えば、買い物に行くために自転車を使っていたとしたらそれを歩いていくようにする、電車で通勤していたら一駅前から降りるようにする、などですね。ぜひ試してみてください。

 

Q 体重を減らす薬ってないの?

 

よく聞かれる質問の代表的なものですね。サノレックス(商品名:マジンドール)という薬が日本で唯一承認されている抗肥満薬となります。適応となるのは、『あらかじめ適用した食事療法及び運動療法の効果が不十分な高度肥満症(肥満度が+70%以上又はBMIが35以上)における食事療法及び運動療法の補助』となっていますが、2週間ずつしか処方できず、3か月までの使用制限があること、めまいや吐き気などの副作用もあり、使用は広がっていません。

 

最近では、糖尿病の治療薬である『GLP-1受動態作動薬』というものが、血糖降下作用だけではなく、体重も減らす効果があるため、使用頻度が非常に増えています。私の外来でもこの薬を投薬されている方も多いですが、いわゆる痩せ薬として使用されているケースもあり、日本医師会や日本糖尿病学会では、そのような使用は避けるように声明を出しました。しかし、今後この『GLP-1受動態作動薬』の体重減少効果を強めた薬剤が日本でも発売予定となっており、肥満症への治療薬としても承認されるのではないかと期待が広がっています。

 

なお、高度の肥満は糖尿病や高血圧症、脂質異常症のリスクにも当然なりますが、それ以上に睡眠時無呼吸症候群や心不全、腰痛などの整形外科疾患あんどが目立つことが特徴です。特に当院は睡眠時無呼吸症候群や心不全の治療にも力を入れているため、高度の肥満の方はぜひご相談ください。

 

 

Q 肥満を改善するその他の治療はないの?

 

日本では、スリーブ状胃切除術という手術が保険診療で認められています。腹腔鏡という小さな内視鏡でできる手術であり、体への負担も非常に少ないとされています。日本ではあまり一般的ではありませんが、世界ではかなり広がっている手術であり、今後日本でも広がることが期待されます。どのような手術かというと、簡単に言えば、胃を小さくしてしまう手術ですね。胃が小さくなることで食べられる量を物理的に減らしてしまうということになります。国内のデータですが、日本人322例で、手術前に119kg前後だったものが、2年後に83kgに減っている、かつリバウンドも少ないことが報告されています。当然これだけ減れば、糖尿病や高血圧、脂質異常症も数値が改善することもわかっており、また、心臓病や脳卒中などのリスクも減らすことも報告されているため、高度の肥満の方はこの手術を検討することが必要だと考えられます。しかし、日本でこの手術をできる施設はまだ限られており、その点がこの手術が広まっていない原因となっています。

 

一見いい事ばかりのように見えますが、この手術ももちろんいいことばかりではありません。栄養バランスなどが崩れる可能性があるため、手術後はサプリメントなどでタンパク質やビタミン、ミネラル類などを補充することが必要な可能性もあり、また、貧血や骨粗鬆症のリスクも上がる可能性を指摘されています。また、食べたい気持ちがなくなるわけではないので、食べたいのに食べられないことによるストレス増加も無視できない点ですね。

 

 

 

本日はみんなが気になる肥満症について記載させていただきました。肥満症は立派な病気であり、多くの病気を合併致しますので、肥満症でお悩みの方はぜひご受診ください。

 

 

【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】

板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。練馬区北町にも隣接しており、徒歩圏内です。待合室は広く確保されており、予約システムを導入していることで待ち時間の短縮に努め、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症対策を万全に行っております。当院は板橋区・練馬区の診療所では唯一の『高血圧専門医』が常勤しているクリニックとなります。生活習慣病でお困りの方はいつでもご受診ください。

 

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