診療時間外・手術時間はお電話に出られませんのでご了承ください。

MENU
皮膚科に行ってもニキビが治らない…重症ニキビの原因と治し方|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
東武練馬駅・下赤塚駅より徒歩圏内

ブログ

Blog

皮膚科に行ってもニキビが治らない…重症ニキビの原因と治し方

Pocket

皮膚科に行ってもニキビが治らない…重症ニキビの原因と治し方

ニキビは思春期から大人まで、幅広い年代の方を悩ませる肌トラブルです。軽症であればスキンケアや市販薬で改善することもありますが、重症ニキビは皮膚科に行っても治りにくい場合があります。

本記事では、なかなか治らない重症ニキビの原因と対策について詳しく解説します。あれこれ試しても改善が見られない方は、ぜひ最後までお読みください。

当院の「皮膚科」について

皮膚科に行っても治らない「重症ニキビ」の特徴

皮膚科に行っても治らない「重症ニキビ」の特徴

ご自身のニキビが以下に当てはまる場合、セルフケアでの改善が困難、かつ皮膚科に行っても治療に時間がかかる「重症ニキビ」に該当します。

  • 大量にある
  • 炎症を伴う
  • 慢性化している

重症ニキビの特徴を詳しく見ていきましょう。

大量にある

ニキビの重症度は、日本皮膚科学会が定めるガイドラインに基づき「炎症性皮疹※の数」または「写真による総合的評価」で判定されます。

▼ニキビの重症度判定基準

軽症 片顔に炎症性皮疹が5個以下
中等症 片顔に炎症性皮疹が6個以上20個以下
重症 片顔に炎症性皮疹が21個以上50個以下
最重症 片顔に炎症性皮疹が51個以上

※赤く腫れたり膿んだりしたニキビのこと

炎症を起こしたり膿がたまったりしているニキビが多いほど重症度が高く、セルフケアや市販薬での改善は難しくなります。

参考:日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」

炎症を伴う

重症ニキビの多くは炎症を伴っており、赤みや腫れ、痛みを感じることがあります。

ニキビが炎症を起こすのは、毛穴にたまった皮脂や角質を栄養に増殖したアクネ菌に対して免疫機能が働くためです。炎症が強いニキビは治りにくく、ニキビ跡や色素沈着につながることがあります。

慢性化している

同じ場所に繰り返しニキビができたり、一度できたニキビがなかなか治らないのも重症ニキビの特徴です。

通常ニキビは数週間ほどで自然に治りますが、重症ニキビは1ヶ月以上経ってもほとんど改善せず、同じ場所に再びできてしまう傾向があります。慢性化すると皮膚の奥深くまで炎症が及び、クレーターのような跡が残ってしまうこともあります。

ニキビができる原因

ニキビができる原因

ニキビができる原因は一つではなく、複数の要因が重なって発生します。主な原因は次の通りです。

  • 皮脂の過剰分泌
  • 毛穴の角化異常
  • アクネ菌の増殖
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレス
  • 乱れた食生活
  • 睡眠不足
  • 誤ったスキンケア

それぞれの原因を詳しく解説します。

皮脂の過剰分泌

思春期はホルモンの影響で皮脂腺が活発になり、皮脂の分泌量が増えて毛穴が詰まりやすくなります。

大人の場合はストレスや睡眠不足、偏った食生活などが皮脂バランスの乱れにつながります。皮脂には肌のバリア機能や保湿などの役割がありますが、増えすぎると毛穴をふさいでしまい、ニキビが育ちやすい肌環境をつくってしまうのです。

毛穴の角化異常

毛穴の角化異常とは、本来であればターンオーバーで自然にはがれ落ちる角質が毛穴にたまり、出口をふさいでしまう状態のことです。

角質や皮脂、老廃物が詰まるとニキビができやすくなります。さらに、スキンケアを怠ったり生活習慣が乱れたりするとニキビが炎症し、重症化につながります。

アクネ菌の増殖

毛穴のつまりは皮脂を栄養源とするアクネ菌の増殖を助長します。

アクネ菌自体は皮膚に常在する菌で、皮脂バランスが保たれているうちは悪さをすることはありません。しかし、なんらかの理由で皮脂量が増えるとアクネ菌も増殖し、ニキビの原因をつくってしまいます。

ホルモンバランスの乱れ

ニキビができる大きな要因の一つがホルモンバランスの変化です。

ホルモンが乱れると皮脂分泌が促され、肌のターンオーバーが不安定になります。結果として毛穴が詰まりやすくなり、ニキビを悪化させる原因につながってしまうのです。

ホルモンバランスの乱れは思春期や生理前、強いストレス、睡眠不足などさまざまな要因によって引き起こされます。特に、大人ニキビはホルモンの影響を強く受けるといわれています。

ストレス

ストレスはホルモンバランスの乱れにつながり、皮脂の分泌量を増加させる要因の一つです。

ストレスが続くと免疫力が低下し、肌の回復力を妨げるため、炎症が長引く原因にもなります。ストレスとニキビの関連については複数の研究で示されており、肌トラブルを防ぐにはストレスケアが欠かせません。

参考:PubMed「Understanding the impact of acne vulgaris and associated psychological distress on self-esteem and quality of life via regression modeling with CADI, DLQI, and WHOQoL」

PubMed「An increase in normetanephrine in hair follicles of acne lesions through the sympatho-adrenal medullary system in acne patients with anxiety」

乱れた食生活

脂質や糖質の多い食べ物は皮脂分泌を促し、ニキビの発生を助長します。

肌の健康はタンパク質を中心にビタミンやミネラル、食物繊維などをバランスよく摂取することで保たれます。これらの栄養素が不足すると肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が毛穴にたまりやすくなります。

睡眠不足

睡眠時間が不足したり、質が悪かったりすると皮膚の再生が滞り、バリア機能が低下します。

ホルモンバランスの乱れや皮脂の過剰分泌を引き起こし、ニキビができやすく悪化しやすい肌環境をつくります。

誤ったスキンケア

ニキビができると肌を清潔に保とうと洗顔の回数を増やしたりゴシゴシ洗いをしたくなるものですが、これらのスキンケアはニキビ予防には逆効果です。

肌には適度な皮脂が必要で、洗い過ぎによって肌が乾燥すると皮脂の分泌量が増加します。バリア機能も低下し、肌状態が不安定になります。

また、肌に合わない化粧品やスキンケアアイテムも刺激となり、ニキビを悪化させるため注意が必要です。

ニキビケアでやってはいけないNG行為

ニキビケアでやってはいけないNG行為

なかなか治らないニキビには、あの手この手でケアしたくなるものです。よくあるNG行為は次の通りです。

  • ニキビを潰す
  • 何度も洗顔する
  • スキンケアを怠る
  • 不規則な生活をする

なぜNGなのかを詳しく解説します。

ニキビを潰す

ニキビを無理に潰すと傷口から雑菌が侵入し、炎症が悪化するリスクがあります。色素沈着やクレーターのようなニキビ跡が残る原因にもなるため、自分で潰すのは避けましょう。

何度も洗顔する

肌は余分な皮脂を落とせば一時的に清潔になりますが、必要以上に洗うのは逆効果です。

皮脂は保湿やバリア機能の保持という肌にとって重要な役割を担っているため、何度も洗顔すると必要な皮脂まで取り除いてしまいます。肌は乾燥から守ろうとしてさらに皮脂を分泌し、結果的に毛穴のつまりを招くことにつながります。

また、ゴシゴシと力を入れて洗うと摩擦による刺激で炎症が悪化することも。洗顔は朝晩2回を目安にし、洗顔後は保湿ケアも忘れずに行うことが大切です。

スキンケアを怠る

ニキビが増えると保湿は不要と考えがちですが、肌の乾燥はかえって皮脂の分泌量を増やします。

洗顔で肌を清潔にした後は、化粧水や乳液で適度な水分と油分を補い、皮脂バランスを整えることが大切です。重症化したニキビにはスキンケアアイテムの選び方も重要で、ピーリングやスクラブなどの刺激が強いアイテムは避けてください。

不規則な生活をする

睡眠不足や偏った食生活はホルモンバランスの乱れにつながり、皮脂分泌を増やす原因になります。

特に、夜更かしは肌のターンオーバーを妨げ、肌の修復力を低下させます。毎日決まった時間に入眠し、翌朝すっきり目覚めることができるよう睡眠の質を高める工夫が必要です。

また、過度な飲酒やストレスは腸内環境や免疫にも影響を与え、ニキビを悪化させることがあります。ニキビを減らし、肌を整えるには規則正しい生活リズムと栄養バランスのとれた食事が欠かせません。

皮膚科に行ってもニキビが治らない時は?

皮膚科に行ってもニキビが治らない時は?

皮膚科の治療でニキビが改善しなくても、自己判断で治療をやめたり放置したりするのはNGです。

ニキビは体質や生活習慣の影響を受けやすく、治療効果が出るまでに時間がかかることがあります。治療の選択肢も複数あり、症状や肌質に合わせて自分に合う方法を見つけていく必要があります。

当院では、お客様一人ひとりに合わせた治療法のご提案が可能です。長引く重症ニキビも、複数の方法を組み合わせることで改善するケースは少なくありません。

「なかなかニキビがなくならない」「皮膚科に行っても治らなかった」という方は、ぜひ一度「ゆう徳丸内科皮膚科」までご相談ください。

当院の「皮膚科」について

ニキビ治療の選択肢

ニキビ治療の選択肢

ニキビ治療にはさまざまな選択肢があります。

  • 外用薬
  • 内服薬
  • 面皰圧出
  • ケミカルピーリング
  • IPL光治療

それぞれの治療法を詳しく解説します。

外用薬

ニキビの基本治療は外用薬で、炎症を抑えるものや毛穴のつまりを改善するものを症状に合わせて使い分けます。

一般的に、外用薬の効果を実感できるまでには数週間〜数ヶ月を要し、経過を見ながら調整していきます。

当院では、ベピオゲル・ディフェリンゲル・エピデュオゲルなどの保険適用薬に加え、ビタミンA外用薬や高濃度ビタミンCローション、抗生剤などの処方が可能です。

内服薬

ニキビの状態次第では、外用薬と内服薬の併用も効果的です。

内服薬は体の内側から炎症や皮脂分泌を抑え、肌の回復をサポートします。当院ではビタミン剤・漢方薬・ビタミンA内服薬など、患者様の症状や体質に合わせた内服治療を行っています。

面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)

面皰圧出は毛穴に詰まった皮脂や角質を専用の器具で取り除く治療法で、白ニキビや黒ニキビなど炎症が起こる前のニキビに有効とされています。

医師が適切な方法で行うため、炎症の悪化や跡が残るリスクを抑えられます。治りを早めるだけでなく、新しいニキビの発生を防げるのが大きなメリットです。

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは肌に薬剤を塗布し、古い角質を優しく取り除く治療法です。

ターンオーバーを促し、毛穴のつまりを改善することで新しいニキビをできにくくします。肌のくすみ改善やハリ感アップといった美肌効果も期待できるため、ニキビ治療とスキンケアを同時に行いたい方に向いています。

ケミカルピーリングは自費診療となり、効果を実感するためには数週間〜1ヶ月おきに複数回の施術が必要です。まずは外用薬や内服薬など保険適用の治療からスタートし、必要に応じて自費施術を行います。

当院ではサリチル酸マクロゴールピーリングとコラーゲンピーリングの2種類の施術が可能です。

IPL光治療

IPL(Intense Pulsed Light)光治療は、光の熱作用でアクネ菌を殺菌し、皮脂分泌をコントロールする治療法です。

ニキビはもちろんのこと、赤みや色素沈着、ニキビ跡の改善にも効果が期待できます。また、肌のコラーゲン産生を促す作用もあるため、たるみケアや肌質改善を希望する方にもおすすめです。

IPL光治療とよく比較されるレーザー治療は、特定の波長を強く一点に集中させ、シミやホクロなどの除去に適しています。対して、IPL光治療は波長域の広い光を利用するのが特徴で、肌への負担が比較的少ない方法です。

当院では「ICON MAX G」というIPL光治療器を導入しています。

まとめ

まとめ

皮膚科に行っても治らない重症ニキビは、セルフケアや市販薬のみで改善を目指すことが難しいといわれています。

炎症や再発を繰り返してしまうので、跡が残るリスクもあります。皮脂の過剰分泌やホルモンバランスの乱れ、生活習慣などさまざまな要因が関係するため、原因に合わせた正しいケアと皮膚科での治療を根気よく継続することが大切です。

重症ニキビの治療は、外用薬や内服薬、ピーリング、IPL光治療などの方法を組み合わせることが改善への近道です。

当院では一人ひとりの症状や肌質に合わせた最適な治療プランをご提案しておりますので、長引くニキビや繰り返す炎症にお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ケミカルピーリングについて

  1. 未承認医薬品等の使用について

    ケミカルピーリングで使用するサリチル酸マクロゴールは、薬機法上の承認を得ていない未承認医薬品です。

  2. 入手経路等

    当該医薬品は、国内正規販売代理店(医薬品卸業)から仕入れています。

  3. 国内承認医薬品の有無

    他のケミカルピーリング剤も含めて、ケミカルピーリング剤で国内承認医薬品はございません。

  4. 諸外国における安全性に関する情報

    諸外国での使用成績はありません。

  5. 医薬品副作用被害救済制度について

    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

この記事の監修者

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科 副院長 吉田 由希子

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科

副院長 吉田 由希子

湿疹・皮膚炎から美容皮膚科、難治性疾患まで幅広く診療してきました。アトピー性皮膚炎専門外来も長年担当しており、豊富な経験があります。
丁寧で分かりやすい診察を心がけていますので、お子様の皮膚トラブルもお気軽にご相談ください。

略歴
岩手医科大学医学部医学科 卒業
順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科学講座 医員
順天堂大学医学部附属静岡病院 皮膚科学講座 医員
都内クリニック勤務
資格・所属学会
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本皮膚科学会 正会員
日本皮膚悪性腫瘍学会 正会員

副院長情報を詳しく見る

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ