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こんにちは。今日は糖尿病の検査や治療に役立つ『Free style リブレ(フリースタイルリブレ)』を、私院長の実際の使用体験について、報告しようと思います。ちなみに昨年の健康診断では、糖尿病の診断には引っかかっていません。HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は5.6%でした。糖尿病の診断にはならない患者の食生活でどれくらい血糖値の変動があるかどうかを見ることになりますので、参考までに。
まず、『Free style リブレ(フリースタイルリブレ)』に関してですが、以前のブログ内でも記事を書いている(https://yutoku-cl.jp/blog/free-style-%e3%83%aa%e3%83%96%e3%83%ac%e3%81%a3%e3%81%a6%e4%bd%95%ef%bc%9f/)ため、そちらも参考にして頂きながら、簡単に説明をしていきたいと思います。体験報告は何回かに分けながら記事をupしていくので、お楽しみください。
まず、基本に立ち返ると、糖尿病は血糖値が高くなる病気ですが、血糖値がどれくらい高いかは採血をしないとわからないものでした。しかし、採血をしてわかる血糖値は、あくまでその採血をした瞬間の血糖値であり、例えば、お米やパンを食べるとどれくらい血糖値があがるのか、ラーメンなどの麺類を食べるとどれくらい血糖値があがるのか、ビールを飲むとどれくらい血糖値があがるのか・・・、実生活ではなかなかわからないものでした。血糖値は様々のため、空腹時は正常の血糖値でも、食後に非常に上がるタイプの糖尿病もあるため、『ある一点をみる血糖値』だけでは糖尿病の診断、治療には限界がありました。ラーメンを食べた後に病院で採血をすることもなかなかないと思われるため、どれくらい血糖値が上がっているのかわかりませんよね?それを簡単に示してくれるのが、『Free style リブレ(フリースタイルリブレ)』です。
徐々に医療器械が進歩するにつれて、採血をしないでも血糖値がわかるようになり、さらに、間質という、血液の糖の値ではないものの、それに限りなく近くなる糖の値を測定する機械が出てきました。それが、『Free style リブレ(フリースタイルリブレ)』です。腕に装着する『Free style リブレ(フリースタイルリブレ)』が測定しているのは、あくまで間質液中のグルコース値であり、血液中の血糖値ではないということに留意する必要がありますが、一度装着するといつでもグルコース値をいつでも測定することができる非常に簡便な血糖測定器と言えると思います。
最初に、まず注意点を3点あげておきます。
①あくまで基本は指先の血糖値を測定する必要があります。
②指先の血糖値に比べて5-10分程度、血糖変動が遅くなる可能性があります(急激な血糖変化をするときは、指先の血糖値を測定する必要があります)。
③レントゲン、MRI、CT撮影の時は外す必要があります。
では、実際のFree style リブレ(フリースタイルリブレ)の装着を見てみましょう!
腕に装着するセンサーは500円玉程度の大きさの円形の機械になりますが、上のようなケースに入っています。では、実際開けるとどのようなものが入っているのでしょうか?
上記の2つのものと、取扱説明書が入っています。取扱説明書に従って2つのケースを開け、装着の準備を行います。非常に簡単な装着方法なので、誰でも装着は簡単にできると思います。
上記のようにセッティングをして、はめ込んだ上で、あとは右腕または左腕に装着することとなります。
装着は、腕を消毒したうえで、ただの判子のように腕にスタンプするだけなので、全く難しくありません。このように腕に装着して、あとは2週間いつでも下の測定器をかざすだけで血糖値を測定することができます。
2週間、どれくらい血糖変動があるものか、いろいろな食事やお酒、普段の食事を体験しながらupしていきたいと思います。HbA1c 5.6%の患者が、ラーメンを食べるとどれくらい血糖値があがるのか、ビールを飲むとどれくらい血糖値があがるのか、焼き肉を食べるとどれくらい血糖値があがるのか、運動をするとどれくらい血糖値が下がるのか・・・。実体験を参考にしてみてください!
また、『Free style リブレ(フリースタイルリブレ)』は実際の血液の血糖値を測定しているものではないため、あくまで参考にしかならない事にはご留意ください。リブレは自分のパソコンに血糖値の推移をupでき保存できる他、その情報をいつでも担当の医師に送ることができる非常に優れモノです。外来前に医師に送ることで、診察が非常にスムースに行うことができ、診察時間も短縮することができる面も、新型コロナウイルス感染症のころを鑑みても大きなメリットと言えると思います。
保険適用は、『強化インスリン療法施行中の方または強化インスリン療法施行後に混合型インスリン製剤を1日2回以上使用している方』となります。しかし、簡単に血糖値の推移をチェックできるため、内服治療のみの方でもぜひやることをおすすめします。自費診療(センサー 7,500円、リーダー7,000円)にはなってしまいますが、使い続けなくとも、時折チェックするというようにすればそこまでの負担にはならないと思います。詳しくは担当医までお尋ねください。
【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】
板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。待合室は広く確保されており、予約システムを導入していることで待ち時間の短縮に努め、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症対策を万全に行っております。糖尿病治療に関して、当院は糖尿病治療に役立つFree style リブレを導入しております。ご興味のある方はいつでもお問い合わせください。