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「抜け毛が増えた気がする」「生え際が後退してきた」このような髪の変化はAGA(男性型脱毛症)のサインかもしれません。
AGAは進行性の脱毛症であり、何も対策しなければ少しずつ薄毛が進行していきます。自然に治ることはありませんが、気づいた時点で適切に対処できれば薄毛を予防し、発毛を促すことも可能です。
本記事では、AGAの初期症状と進行度の目安を詳しく解説します。すぐにできる対策もご紹介するので、抜け毛や薄毛でお悩みの方はぜひ最後までお読みください。

AGAかも?と思ったら、以下に該当するものがないかセルフチェックしてみてください。
一つでも当てはまるものがあれば、すでにAGAが進行している可能性があります。ここからはAGAの特徴的な症状を詳しく見ていきましょう。
AGAに気づくきっかけとなるものでとくに多いのが、シャンプーやブラッシングによる抜け毛の増加です。
健康な成人男性は1日あたり50〜100本程度の抜け毛が生じますが、AGAを発症すると200本近く抜けてしまうことがあります。抜け毛が増加するのは、ヘアサイクル(髪が生え変わる周期)が乱れ、成長段階の毛が細く短いまま抜けてしまうためです。
抜け毛の増加は季節的な要因で起こることもありますが、AGAは通年で正常な範囲を超えて髪が抜け落ちます。以前と比べて抜け毛が増えたと感じる方は、できるだけ早く医療機関に相談することをおすすめします。
AGAが進行すると、髪の太さやコシにも変化が見られます。髪が細くなったり、ヘアセットで立ち上がりにくくなったと感じるのもAGA発症のサインです。
髪質が変化するのは、AGAの原因物質の一つであるジヒドロテストステロン(DHT)がヘアサイクルを乱し、太く健康な毛を育てる力を弱めてしまうためです。
男性の薄毛は加齢によるものと思われがちですが、AGAは20〜30代でも発症します。髪質の変化を感じた時は、年齢に関係なく早期に対策することが大切です。
生え際が徐々に後退していく「M字型」と呼ばれる薄毛は、AGAの典型的なパターンの一つです。
前頭部は男性ホルモン受容体が多く存在し、DHTの影響を受けやすい部位です。側頭部や後頭部はしっかり生えているのに、生え際だけ薄くなる症例はAGA患者様によく見られます。
「おでこが広くなった」「前髪がスカスカしてきた」と感じる方は、すでにAGAが進行している可能性があるため、早めの対策を心がけましょう。
頭頂部の地肌が透けて見えるのも、AGAの代表的な症状です。発症初期はつむじが広がったように見える程度ですが、進行すると頭皮が透けるようになります。
頭頂部の薄毛が進行するのは、生え際と同様、頭頂部にも男性ホルモン受容体が多く存在するためです。頭頂部の薄毛は「O字型」と呼ばれ、重症化すると生え際の薄毛(M字型)と一体化する「U字型」に変わります。
頭頂部は自分で確認しにくい部分なので、写真や家族からの指摘で気づくケースが多いです。
AGAの原因物質であるDHTは、薄毛だけでなく皮脂分泌も促します。頭皮の皮脂腺が活性化すると、毛穴のつまりやベタつき、フケなどさまざまなトラブルを引き起こします。
皮脂は外的刺激から肌を保護する役割(バリア機能)を担いますが、分泌量が増えすぎると炎症の原因にもなる厄介な存在です。頭皮のかゆみや赤みなどが見られる場合は、AGAの前兆である可能性が考えられます。

AGAは、男性ホルモンの影響によって髪の成長サイクルが乱れることで起こる脱毛症です。男性ホルモンの一種であるテストステロンが、還元酵素によってより強力な男性ホルモン(DHT)に変換されることで発症します。
DHTには髪の成長期を阻害する働きがあり、本来であれば2〜6年ある成長期を数ヶ月〜1年程度に短縮させます。その結果、髪は太く長く育つ前に抜け落ち、細く短い軟毛が増えていくのです。
生え際やつむじ周辺が薄くなるのは、DHTを受け取る男性ホルモン受容体が前頭部と頭頂部に多く存在するためです。
AGAは進行性の脱毛症であり、セルフケアだけで進行を止めることはできません。しかし、適切に対処すれば抜け毛を予防したり、薄くなった部位の発毛が可能です。
薄毛を食い止めるには、早期治療で乱れたヘアサイクルを正常化させる必要があります。

AGAの進行レベルや薄毛のパターンは「ハミルトン・ノーウッド分類」と呼ばれる分類表を用いて判定されます。
| 分類 | 特徴 |
|---|---|
| Ⅰ型 | AGAの初期段階。生え際の後退が少し見られる程度。 |
| Ⅱ型 | 生え際の後退が見られる。 |
| Ⅱ型 vertex | 生え際の後退に加えて、頭頂部の薄毛も見られる。 |
| Ⅱa型 | 生え際が後退し、頭頂部に向けて薄毛が進行している。 |
| Ⅲ型 | 生え際の後退が進行し、髪全体のボリュームも減少しつつある。 |
| Ⅲ型 vertex | 生え際の後退に加えて、頭頂部の薄毛も進行している。 |
| Ⅲa型 | 生え際が後退し、頭頂部に向けて薄毛が広がりつつある。 |
| Ⅳ型 | 生え際が後退し、頭頂部の薄毛が目立ちはじめる。 |
| Ⅳa型 | 生え際が大きく後退し、頭頂部の薄毛も進行している。 |
| Ⅴ型 | 生え際が後退し、頭頂部の薄毛範囲が広がっている。 |
| Ⅴa型 | 生え際の薄毛が頭頂部にも広がっている。 |
| Ⅵ型 | 生え際と頭頂部の薄毛が一体化している。 |
| Ⅶ型 | 生え際と頭頂部の薄毛が一体化し、後頭部にも広がっている。 |
この分類表はAGA診断に活用され、進行レベルに応じた治療法の選択に役立ちます。AGAかも?と思った方も、受診前にハミルトン・ノーウッド分類を参考にセルフ診断をしてみることをおすすめします。
抜け毛の増加や髪質の変化などAGAの初期症状が見られたら、できるだけ早く対策を講じることが大切です。
ここからはそれぞれの方法を詳しく解説します。
髪は普段の食事から摂取した栄養を源に成長します。髪の主成分はタンパク質(ケラチンという)で、タンパク質を作るアミノ酸や、その代謝を助けるビタミンやミネラルを意識的に摂取しましょう。
▼髪の成長にいい栄養素
| 栄養素 | 多く含む食品 |
|---|---|
| タンパク質 | 肉類・魚類・卵・大豆製品など |
| ビタミン類 | 野菜・果物・肉類・ナッツ類など |
| 亜鉛 | 牡蠣・カツオ・パプリカ・チーズなど |
食事は好き嫌いなく、栄養バランスを考えた献立を考えることが大切です。脂質の多い食べ物やジャンクフードはできるだけ控えましょう。不足しがちな栄養素はサプリメントを活用するのもおすすめです。
髪の成長を促すホルモンは、睡眠中(とくに入眠後3時間のノンレム睡眠中)にもっとも多く分泌されます。成長ホルモンが十分に分泌されると、髪の成長にもいい影響を与えます。
▼睡眠の質を高めるコツ
十分な睡眠は髪だけでなく、自律神経の安定にもつながります。ストレス対策にも効果的なので、寝つきや寝起きが悪い方は睡眠環境を整えることからはじめてみてください。
運動不足は血行不良や代謝低下など、髪の成長に悪影響を与えるため、薄毛予防するには適度な運動も欠かせません。
薄毛対策におすすめなのが有酸素運動で、ウォーキングやジョギングで全身の血流を改善することができます。体を動かす習慣のない方は、1駅多く歩いたりエスカレーターではなく階段を使うなど、できることからはじめてみましょう。
適度な運動には、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌を抑える効果もあります。コルチゾールには毛母細胞の働きを阻害する働きがあるため、薄毛予防にはストレス対策も有効です。
慢性的なストレスはホルモンバランスや血流を悪化させ、結果としてAGAの進行を早めます。
私たちの体はストレスを感じると自律神経が乱れ、全身の血流を悪化させます。その結果、毛根への栄養供給が不足し、髪の成長が阻害されてしまうのです。
ストレス解消のポイントは、自分に合ったリラックス法を見つけることです。運動で汗を流したり趣味の時間を楽しむなど、気分転換できる方法はいくつあってもいいでしょう。
深呼吸や瞑想、デジタルデトックスはお金のかからない方法です。ストレスは目に見えませんが、心と体に大きく影響を与えるものなので、自覚症状がなくても意識的にリフレッシュする時間を確保してください。
誤った頭皮ケアは頭皮のバリア機能を低下させ、炎症を引き起こす原因になります。薄毛が気になりはじめたら、シャンプーや頭皮ケアは適切に行い、頭皮環境を整えることが大切です。
▼すぐにできる頭皮ケア
薄毛対策として生活習慣を見直すことは大切ですが、セルフケアだけでAGAを根本的に解決することはできません。AGA治療は薄毛の進行を食い止め、毛量を回復させられる唯一の手段です。
▼AGA治療の種類
| 治療法 | 特徴 | 種類 |
|---|---|---|
| 内服薬 | AGAの原因となるDHTの生成を抑制する。 | プロペシア
フィナステリド ザガーロ デュタステリド ミノキシジル |
| 外用薬 | 毛母細胞を活性化し、髪の成長を促す。 | ミノキシジル |
| 注入療法 | 毛髪の成長因子を頭皮に注入する。 | HARG療法
メソセラピー |
| 再生療法 | 自分の血液や皮下脂肪から採取した幹細胞を頭皮に注入する。 | PRP療法
幹細胞治療 |
※プロペシアとザガーロは先発薬、フィナステリドとデュタステリドは後発薬(ジェネリック医薬品)です
AGA治療は進行レベルや体質に合わせた方法で行われます。重症化するほど薬の種類や用量が増え、効果を実感できるまでの時間も長くなる傾向があります。
ゆう徳丸内科皮膚科では、フィナステリド・デュタステリド・ロゲインフォーム(ミノキシジル外用)の取り扱いがあります。当院でのAGA治療をご希望の方はお気軽にお問い合わせください。

AGA治療開始後、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」が見られることがあります。初期脱毛は薬の作用によってヘアサイクルが活性化し、退行期の髪が抜け落ちるために起こるものです。
治療直後の脱毛は「薬が効いていない」と不安になるものですが、初期脱毛は治療効果がしっかりと現れているサインでもあります。あくまで一時的なものであり、時間の経過とともに落ち着くため、多くの場合は抜け毛が増えても経過を観察するに留めます。
初期脱毛は治療開始後2〜6週間後に起こり、1〜2ヶ月程度で落ち着くのが一般的です。この時期を乗り越えると徐々に髪質が変化し、毛量も少しずつ増えていくので、焦らずに治療を継続することが大切です。
AGAは進行性の脱毛症ですが、早期治療によって進行を抑え、髪のボリュームを取り戻すことができます。初期症状が見られた時点で治療をはじめることが、薄毛改善の最短ルートです。
AGAによる薄毛はセルフケアのみで改善するのが困難であり、毛量を増やすにはAGA治療が必要です。AGAの初期症状かも?と思ったら、まずは専門医に相談しましょう。
当院では、フィナステリド・デュタステリド・ロゲインフォーム(ミノキシジル外用)などのAGA治療を行っております。患者様の症状や生活習慣に合わせた治療プランをご提案しますので、お気軽にご相談ください。
未承認医薬品等
これらの医薬品は薬機法上の承認を得ていない未承認医薬品です。
入手経路等
国内正規販売代理店経由で入手したものです。
国内承認医薬品の有無
国内の承認医薬品等の有無について、他に同程度の性能を有する国内承認医薬品はありません。
諸外国における安全性情報
諸外国で本医薬品による重篤な安全性情報の報告はありません。
本医薬品は米国FDA(アメリカ食品医薬品局)で承認されています。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。