診療時間外・手術時間はお電話に出られませんのでご了承ください。

MENU
皮膚科でもらえるシミの薬は保険適用になる?効果や市販薬との違いは?|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
東武練馬駅・下赤塚駅より徒歩圏内

ブログ

Blog

皮膚科でもらえるシミの薬は保険適用になる?効果や市販薬との違いは?

Pocket

皮膚科でもらえるシミの薬は保険適用になる?効果や市販薬との違いは?

化粧品や市販薬でのシミ対策に限界を感じたら、次は皮膚科での治療を検討する段階です。皮膚科で処方される薬は市販薬よりも効果を実感しやすく、医師の管理下で使用できる安心感があります。

本記事では、皮膚科でもらえるシミの薬を一覧にまとめました。それぞれの効果や市販薬との違い、保険適用の有無についても解説しているので、皮膚科でのケアを希望する方はぜひ参考にしてください。

当院の「皮膚科」について

皮膚科でもらえるシミの薬一覧

皮膚科でもらえるシミの薬一覧

ハイドロキノン トレチノイン シナール トラネキサム酸 ユベラ ハイチオール
外用薬

or

内服薬

外用薬 外用薬 内服薬 内服薬 内服薬 内服薬
シミへの効果 メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制する 肌のターンオーバーを促進し、古い角質をはがす メラニン生成を抑制する 炎症やアレルギーの原因となるプラスミンの働きを抑制する 血行促進作用と抗酸化作用によって肌のターンオーバーを促進する メラニン生成抑制と抗酸化作用によって肌のターンオーバーを促進する
副作用 赤み・ヒリヒリ感など レチノイド皮膚炎(かゆみ・赤み・乾燥など) 胃の不快感・下痢・嘔吐など 食欲不振・悪心・嘔吐・下痢など 便秘・胃の不快感など 悪心・下痢・口の渇きなど

それぞれの特徴を詳しく解説します。

ハイドロキノン

メラニン色素の産生を担うチロシナーゼ酵素の働きを阻害し、シミの原因となるメラニン生成を抑える薬です。ハイドロキノンはシミ全般に用いられますが、特に老人性色素斑や肝斑、炎症後色素沈着の改善に効果的です。

市販薬もありますが配合量は2%程度と低濃度で、皮膚科で処方されるハイドロキノンの方がはっきりとした効果を実感しやすい傾向があります。(皮膚科は4%前後)

トレチノイン

ビタミンA(レチノール)の誘導体で、ターンオーバーを促進し、メラニンを含んだ角質を早く排出する作用をもちます。

シミ治療ではハイドロキノンとの併用でより高い効果が期待でき、主に老人性色素斑と炎症後色素沈着も用いられます。また、毛穴のつまりやニキビなどの肌トラブルにも効果的です。

シナール

ビタミンC(アスコルビン酸)とパントテン酸を配合した内服薬で、メラニン生成抑制や抗酸化作用、コラーゲン合成促進の効果があります。

シナールは老人性色素斑や炎症後色素沈着の治療に用いられます。肝斑への効果は限定的なので、トラネキサム酸と併用するのが一般的です。

ビタミンCには活性酸素を除去する作用があるため、紫外線ダメージの軽減や肌荒れ改善にも役立ちます。頻度は少ないですが、胃の不快感や下痢、嘔吐などの副作用が報告されているので、これらの症状が見られた時は速やかに医師へ相談してください。

参考:医療用医薬品 : シナール

トラネキサム酸

本来の用途は止血剤ですが、メラノサイトの活性を抑制することからシミ治療にも用いられるようになりました。

肝斑治療の第一選択肢となる薬で、炎症後色素沈着や日焼け後の色素沈着の改善にも有効です。抗炎症作用があるため、赤みや腫れを抑える効果も期待できます。

トラネキサム酸には血栓のリスクがあるため、血栓症の既往がある方は使用できません。

参考:医療用医薬品 : トラネキサム酸

ユベラ

ビタミンE欠乏症や末梢循環障害の治療に用いられる薬で、血行促進と抗酸化作用に優れています。

ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)が血流を改善することで肌のターンオーバーを助け、シミの改善に役立ちます。シミ治療ではシナールと併用することが多いです。

参考:医療用医薬品 : ユベラ

ハイチオール

L-システインを有効成分とする薬で、老人性色素斑や炎症後色素沈着、肝斑の改善に効果的です。

ハイチオールは市販薬も広く知られていますが、市販薬と処方薬ではL-システインの配合量や成分構成が異なります。市販薬はL-システインのほか、ビタミンCやビタミンB2・B6などを含みますが、処方薬に含まれるのはL-システインのみです。

L-システインの配合量は処方薬の方が多いです。

参考:医療用医薬品 : ハイチオール

皮膚科でもらえるシミの薬と市販薬の違い

皮膚科でもらえるシミの薬と市販薬の違い

皮膚科でもらえる処方薬と薬局やドラッグストアで購入できる市販薬は、有効成分の濃度や種類が異なります。

市販薬は誰でも購入できるという点で、安全性の観点から有効成分は低濃度です。対して、皮膚科でもらえる薬は医師の診断に基づき、症状に合わせた用量が処方されるので、市販薬よりも効果を実感しやすい傾向があります。

また、処方薬はシミの種類や原因を見極めたうえで使用できるので、肌の変化に応じて濃度や組み合わせを柔軟に調整できるメリットがあります。自己判断で選ぶ市販薬よりも早く効果を実感できることが多いです。

ただし、処方薬は高濃度である分、市販薬よりも副作用のリスクが大きいことに留意しなければなりません。医師の管理下で適切に使用すればリスクは最小限に抑えられますが、自己判断で用量を増やすと予期せぬトラブルを引き起こすおそれがあります。

処方薬と市販薬はいずれも医薬品であるため、自己流の使い方をしないよう注意してください。

皮膚科でもらえるシミの薬は保険適用になる?

皮膚科でもらえるシミの薬は保険適用になる?

原則として、美容目的でのシミ治療は自費診療として扱われます。ハイドロキノンやトレチノインなどは公的医療保険の適用対象外となり、費用は全額患者様の自己負担となります。

ただし、すべてのシミ治療が保険適用外というわけではありません。たとえば、医療的な治療が必要と判断されれば保険が使えるケースもあります。

▼公的医療保険の適用対象となるもの

  • 太田母斑
  • 扁平母斑
  • 外傷性色素沈着など

医療機関のホームページで「美容皮膚科」「自費診療(自由診療)」と明記されているものは、原則として保険適用外です。美容目的でないシミ治療の保険適用については、医師または医療機関の窓口で確認しましょう。

当院の「皮膚科」について

当院のシミ治療について

当院のシミ治療について

内服薬や外用薬のみでのシミ治療は劇的な改善が難しいケースが多く、その他の治療を併用することが推奨されます。ここからは当院で行っている処方薬以外のシミ治療をご紹介します。

IPL光治療

IPL光治療は、500〜1200nmの幅広い波長をもつ光を肌に照射する治療法です。照射した光がメラニン色素を分解し、肌のターンオーバーによってシミを排出させます。

IPL光治療の効果を実感できるまでには、通常3〜5回程度の施術が必要です。シミ以外にも、くすみ・小じわ・毛穴の開き・赤ら顔・ニキビといった幅広い肌悩みにアプローチできるので、繰り返すことで肌全体の透明感やハリ感を実感できます。

レーザー治療よりも刺激が少なく、痛みや赤みなどのダウンタイムがほとんどないこともIPL光治療のメリットです。

ケミカルピーリング

薬剤を使って古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを促す施術です。肌再生効果はシミだけでなく、ニキビや毛穴のつまり、肌のザラつきを改善する効果も期待できます。

ケミカルピーリングはグリコール酸やサリチル酸などの薬剤を用いるのが一般的です。当院では3種類の薬剤をご用意しております。

薬剤 特徴
サリチル酸マクロゴール 古い角質を取り除く。痛みや赤みは少なく、10代前半から受けられる。
コラーゲンピーリング 真皮深層にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの増殖を促す。施術中ピリピリすることがある。
リバースピーリング メラニンの生成を抑制しつつ、表皮のメラニンも破壊する。

コラーゲンピーリングには強力な美白剤として知られるコウジ酸(5%)が配合されており、施術直後からくすみの改善やハリ感アップを実感できます。

リバースピーリングは真皮深層から表皮浅層へ逆方向のアプローチをする方法で、肝斑や色素沈着の予防に効果的です。

【シミの種類別】おすすめの治療法

シミにはいくつかの種類があり、症状によって最適な治療法が異なります。ここからはシミの種類別の特徴と治療法を解説します。

老人性色素斑

一般的なシミのことで、紫外線ダメージによるメラニン細胞への刺激が主な原因です。

長年の紫外線ダメージが蓄積することでシミが表面化し、30〜40代以降の方に多く見られます。スポーツやレジャーなど屋外活動が多い方は、20代でも発生することがあります。

薄茶色〜茶褐色の輪郭が比較的はっきりした斑点で、頬やこめかみ、手の甲など紫外線を受けやすい部位に出やすいのが特徴です。日頃のケアを怠ると徐々に濃くなったり、数が増えていく傾向があります。

外用薬や内服薬を第一治療としますが、より高い効果を求める場合にはIPL光治療やケミカルピーリングも有効です。また、老人性色素斑は紫外線対策で予防できるので、日頃から日焼け止めや帽子、日傘を使用することが推奨されます。

参考:一般社団法人 日本形成外科学会「しみ(色素斑)」

肝斑

30〜40代の女性に多く見られるシミで、ホルモンバランスの乱れや紫外線、摩擦刺激が主な原因とされています。妊娠や出産、ピルの服用によって発生することもあり、女性ホルモンとの関連が深いと考えられています。

肝斑は両頬に左右対称に広がる薄い褐色のシミが大きな特徴です。老人性色素斑とは異なり、シミの境界がぼやけています。

摩擦や紫外線で悪化するため、ゴシゴシ洗顔を避け、日常的なUV対策を徹底することが大切です。肝斑治療の第一選択肢はトラネキサム酸ですが、当院ではリバースピーリングも推奨しています。

雀卵斑(そばかす)

雀卵斑は遺伝的な要素が強く、幼児期から現れることが多いシミの一種で、鼻や頬を中心に、小さく茶色い斑点が散らばるのが特徴です。

思春期にかけて濃く目立つようになったり、大人になるにつれ薄くなったりすることがありますが、年齢と症状の関連性については個人差があります。

紫外線が雀卵斑を悪化させるケースもあるため、日頃から日焼け止めや帽子、サングラスなどで対策を続けることが大切です。

雀卵斑を消すにはレーザー治療がもっとも効果的です。内服薬や外用薬、IPL光治療でも薄くすることはできますが、完全に除去するのは難しいと言われています。

炎症後色素沈着

ニキビや虫刺され、やけど、擦り傷などで皮膚に炎症が起きたあと、その部分の皮膚が濃くなってしまうのが炎症後色素沈着です。最初は赤みを帯びていますが、時間の経過とともに茶褐色・灰褐色・紫褐色などに変化していきます。

通常は数ヶ月〜1年程度で自然に薄くなりますが、炎症が強い場合や紫外線を浴びた場合は長く残ることがあります。色黒の肌質の方は色素沈着が残りやすい傾向です。

内服薬や外用薬を用いますが、より高い効果を期待する方にはIPL光治療やケミカルピーリングも推奨されます。日常生活では、紫外線対策と炎症部位に刺激を与えないことが重要です。

脂漏性角化症(老人性イボ)

脂漏性角化症は加齢とともに現れる良性腫瘍で、「老人性イボ」とも呼ばれます。

茶色〜黒色で盛り上がりがあり、年齢とともに数や大きさが増える傾向にあります。多くの場合、かゆみや痛みはありません。

主な治療法は保険診療で行える液体窒素による冷凍療法や電気焼灼法、外科的切除などが一般的です。脂漏性角化症は厳密にはシミではないため、シミケアや美白用の薬は効果がありません。

まとめ

まとめ

ひと口にシミと言ってもその原因や種類はさまざまです。それぞれに合った治療法があり、間違ったセルフケアを続けるとシミが悪化することもあります。

市販薬は手軽に試せるメリットがありますが、濃いシミや肝斑などは皮膚科での治療が有効です。皮膚科でもらえる薬以外にも、IPL光治療やケミカルピーリングなどを組み合わせるとより高い効果を実感できます。

シミ治療は一度で完結するものではなく、継続的なケアが重要です。処方薬と合わせて、紫外線対策や保湿、美白成分を含むスキンケアを続けることで再発を防ぎ透明感のある肌を維持できます。

「シミが増えてきた」「市販薬では効果がなかった」という方は、ぜひ一度当院までご相談ください。患者様一人ひとりの肌状態を診断し、お悩み解決につながる治療法をご提案いたします。

ハイドロキノン・トレチノイン・シナール・トラネキサム酸・ユベラについて

  1. 未承認医薬品等

    これらの医薬品は薬機法上の承認を得ていない未承認医薬品です。

  2. 入手経路等

    国内正規販売代理店経由で入手したものです。

  3. 国内承認医薬品の有無

    国内の承認医薬品等の有無について、他に同程度の性能を有する国内承認医薬品はありません。

  4. 諸外国における安全性情報

    薬剤によって施術部位に赤みや、体質によってかぶれが生じることがあります。

  5. 医薬品副作用被害救済制度について

    万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

この記事の監修者

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科 副院長 吉田 由希子

医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科

副院長 吉田 由希子

湿疹・皮膚炎から美容皮膚科、難治性疾患まで幅広く診療してきました。アトピー性皮膚炎専門外来も長年担当しており、豊富な経験があります。
丁寧で分かりやすい診察を心がけていますので、お子様の皮膚トラブルもお気軽にご相談ください。

略歴
岩手医科大学医学部医学科 卒業
順天堂大学医学部附属順天堂医院 皮膚科学講座 医員
順天堂大学医学部附属静岡病院 皮膚科学講座 医員
都内クリニック勤務
資格・所属学会
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
日本皮膚科学会 正会員
日本皮膚悪性腫瘍学会 正会員

副院長情報を詳しく見る

カテゴリー

最近の投稿

月別アーカイブ