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話題の禁煙治療アプリ CureApp SCによる治療を開始しました!|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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話題の禁煙治療アプリ CureApp SCによる治療を開始しました!

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こんにちは。今日は話題の禁煙治療アプリ 『CureApp SC』のご紹介です。禁煙外来については、こちらをご参照ください(https://yutoku-cl.jp/medical/medical05.html)。

 

医師が処方する新しい治療法の禁煙治療アプリ®とは!

 

 

・禁煙治療アプリ®とは?

喫煙は心臓・肺・がんなどの病気になる可能性を大いに高めると言われており、日本では年間12-13万人の死亡に関連しているため、禁煙治療の重要性は高まってきています。

多くの喫煙者は『ニコチン依存症』という薬物依存の状態であり、さらに、ニコチンの依存性はコカインやヘロインといった薬剤と同程度とも言われているため、非常に依存度が高い危険な物質ということができると思います。

禁煙治療にはこれまで医師が処方する医薬品として飲み薬や貼り薬がありましたが、最新の治療法としてニコチン依存症治療アプリのCureApp SCニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカーが追加されました。

 

なんと医師によって薬と同じように『処方』され、治療に役立つという、非常に画期的な治療法になります。

 

・どういう仕組み?

 

基本的には、従来の禁煙外来と同様であり、飲み薬もバレニクリン(商品名:チャンピックス®)を内服することも変わりはありません。それに加えて、アプリを併用する、というイメージになります。

 

一般的にスマートフォンで利用されているヘルスケアアプリとは異なり、禁煙外来で医師の診断のもと処方され、患者さんにご使用いただく医療機器です。常に患者さんのそばにあるスマートフォンの特性を生かし、自宅にいるときや勤務中など医療者の介入が難しい『治療空白』期間をアプリが支援することで、禁煙継続率が向上します。また、アプリへの入力内容から前回の診察以降の患者さんの日常の様子を医師が詳細に把握することができるため、より効率的で質の高い禁煙治療を可能にします。

 

 

 

禁煙外来の難しさは、以前ブログでも書きましたが、『いかにしっかり通院していただくか』『いかに病院以外の場所で治療を行っていくか』が肝要でした。

 

『吸いたくなってしまった・・・。なにか対策はあるのかな?』

 

『吸ってしまった・・・。これから治療はどうすればいいんだろう』

 

『そもそもたばこを吸うのって具体的にどういう害があるんだろう?』

 

このようなことは、外来でも必ず説明していますが、そもそも患者さんの疑問は突然わいてくるものであり、外来中にすべて説明できているわけではありません。特に対処法などは個人差もあるため、いろいろなアドバイスをくれる『CureApp SC』は非常に大きな役割を担うと考えられます。

 

行動変容、という言葉を聞いたことがあるかもしれません。タバコなどの嗜好品に対する治療は薬を出すだけですべてが改善することはあまり期待できず、患者さんの禁煙したい気持ち、意欲、行動など、多くのものを変えていかねばなりません。『禁煙に関心がない→関心がある→準備をしている→実行している→長期的に実行している』というように、禁煙に対する気持ちの変化を通常の外来だけで行うことは困難でした。しかし、アプリが自宅でも治療を手伝うことで、行動変容につながることが予想されます。

 

アプリなんかで治療に役に立つのか、という意見もあるかもしれませんが、そもそも保険適応になるためには多くの臨床試験が行われ、効果が高いと判断されるものでなければ保険収載されません。『CureApp SC』の治療効果を示す代表的な論文を一つご紹介しておきます(Masaki K, et al. npj Digital Medicine.2020 March 12;3(1):1-7)。

 

 

 

・どうすれば使えるの?

 

医師の診察を受けた際に処方され、その後、利用開始するために患者さん自身のスマートフォンに患者アプリをインストールし、医療機関で初期設定を行います。後日、COチェッカーがご指定のお届け先住所へ届きますので、同封されている取扱説明書に従い、利用を開始します。ただし、適応外になる患者様もいらっしゃいますので、詳しくは担当医までお尋ねください。

 

・値段はどれくらい?

 

治療アプリ®は保険適応のため、治療費用はご自身の負担割合に応じてご負担いただきます。CureApp SCを含めた禁煙治療は診察などを含めて3割負担の場合、20,000-27,000円(CureApp SCを用いない場合は、13,000-20,000円前後となります)ほどとなります。タバコを1日1箱500円で喫煙を続ける場合にかかる費用は年間182,500円ほどになり、更に毎年継続的に費用がかかることを考えると経済的なメリットは非常に大きいと言えます。

 

CureApp SCを用いる場合は7,000円ほど高くなりますが、半年間使えるアプリのため、月1,000円強で禁煙治療の手助けをしてもらえることになります。これを高いととらえるか、安いととらえるかは個人差があると思いますが、当院では患者様のニーズに合わせて、処方を行っていきます(希望がない方、適応がない方には必ずしも処方するものではありません。詳しくは担当医までお尋ねください)。

 

ぜひ、当院で禁煙治療アプリ®を用いて禁煙治療に取り組んでいきましょう!

 

 

 

【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】

板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。待合室は広く確保されており、予約システムを導入していることで待ち時間の短縮に努め、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症対策を万全に行っております。当院は、禁煙治療アプリ=CureApp SCを導入している施設です。禁煙外来の成功率を上げるためにも、禁煙治療アプリ=CureApp SCの適応になる患者さんには積極的にご紹介して参ります。

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