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子宮頸がんワクチン『ガーダシル®』が男性にも適応になった理由とは?|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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子宮頸がんワクチン『ガーダシル®』が男性にも適応になった理由とは?

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こんにちは。今日は最近問い合わせが多い、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの男性への接種適応についてご説明いたします。令和6年4月1日から始まった助成ですので、適応になる年齢のお子様がいらっしゃる方はご確認をお願い致します。当院での接種をご希望の際は、電話または直接窓口へいらしていただきご予約をお願い致します。ワクチンに関してはネットでのご予約は受けておりませんのでご注意ください。

 

 

 

まず、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)とは、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染してもほとんどの場合、ウイルスは自然に排除されますが、ウイルスが排除されずに長期間感染が続く場合があり、ごく一部のケースで数年~十数年間かけて前がん病変の状態を経て子宮頸がん中咽頭がん肛門がん等を発症します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は前述のがんの他、尖圭コンジローマなど性感染症の原因になることが分かっています。

 

男性がワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。

 

国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類がありますが、そのうち男性への接種が承認されているのは4価ワクチン(商品名:ガーダシル)のみです。接種年齢は、小学校6年生から高校1年生相当の男性(小学校6年生の4月1日から高校1年生の3月31日まで接種可能)となっています。予診票の発行はご自身で行っていただくことになりますので、各自治体のホームページをご確認ください(板橋区:子ども予防接種予診票発行申請フォーム(外部リンク)

 

接種は合計3回必要となります。2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2ヵ月後と6ヵ月後にできない場合、2回目は1回目から1ヵ月以上、3回目は2回目から3か月以上あけます。余裕を持った接種をお勧めいたします。

 

 

副反応は疼痛、発赤、発熱などもありますが、ごく稀に血小板減少性紫斑病、急性散在性脳脊髄炎、ギランバレー症候群など起こる可能性はございます。ワクチン接種後に体調の変化がございましたら、すぐに医療機関受診をお勧めいたします。

 

 

 

【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】

板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。練馬区北町にも隣接しており、徒歩圏内です。待合室は広く確保されており、予約システムや自動精算機を導入し待ち時間の短縮に努めております。管理栄養士も勤務しており、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、肥満を始めとした生活習慣病の治療に力を入れております。

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