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血糖値が高いと言われたら?~当院の受診の流れ~|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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血糖値が高いと言われたら?~当院の受診の流れ~

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当院でも徐々に糖尿病の患者さんが増えてきましたが、どのように受診するかというと多くは健康診断で引っかかった方か別の病院やクリニックからの転院されてくる方が多くを占めています。今まで治療を受けていた方は糖尿病のことをわかっている方が多いので、時間はそこまでかかりませんが、初めて血糖値が高いことを指摘された方にはそれなりの時間(1時間程度)を要します。今日は当院ではどのような流れで糖尿病の初診外来を行っているかを簡単に説明します。

 

 

~初診日~

  1. 予診票の記入(5分程度)
  2. 問診(15分程度)
  3. 身体診察(5分程度)
  4. 検査(5~20分程度)

 

まずは予診票の記入です。予診票は問診と重なることが多いですが、受診時間の短縮のためにも必ず記載をお願いしています。症状の有無や今までかかった病気、その時点で飲んでいる薬、たばこやお酒の習慣があるか、などまずは記載していただきます。

 

 

次に、予診票をもとにして問診をしていきます。予診票に書いてあることを掘り下げて聞いていくことはもちろん、その周辺の情報も集めていきます。すべて大切な情報ですが、特に今までの病気やその時点で内服している薬の情報は非常に大切なため、必ずお薬手帳は持参していただくことをお願いしています。また、糖尿病は遺伝性があることもあり、血縁者の情報もお聞きします。また、職業や同居している方の情報も非常に大切です。例えば職業柄不規則な時間帯にしか食事を食べることができないときにはそれに適した治療法を考えなければいけないですし、家で食事をするときにはだれが食事を作るかによって、食事指導をだれにすべきかも変わってくるからです。そのため問診に時間を割く、というのは糖尿病では基本中の基本になります。また、高齢者であれば認知症があるかどうか、ADL(Activities of Daily Living=日常生活動作)がどの程度か、介護保険は使っているか、なども重要な問診ポイントです。

 

次は身体診察に移ります。糖尿病はただ単に血糖値が高いだけではなく、血管系の合併症(脳梗塞、狭心症、腎不全、末梢動脈疾患など)を多く引き起こす病気です。血圧測定、心臓の音に異常はないか、頸動脈の雑音や足のむくみはないか、足の血管は十分に触れるか、腱反射などの神経に異常はないか、などを重点的に診察していきます。

 

 

 

ここまで行った後に、持参した健診結果と合わせて、現状の糖尿病の状況と合併症の説明をします。健診では合併症の精査を詳しく行われていることはほとんどないため、合併症の検査の提案をします。ご本人の自覚症状にもよりますが、糖尿病の合併症は自覚症状が出ないことも多いため、具体的には下記のことを勧めることが多いですね。

 

①糖尿病の原因精査(採血、腹部超音波など)・・・糖尿病は大きく分けると4つの原因に分かれます。その分類を行うために必要な採血や超音波検査を行い、原因の特定を行っていきます。原因分類に関しては下記を参照ください。

 

https://yutoku-cl.jp/medical/medical03.html#ank01

 

腹部超音波は当日には実施しないことがほとんどです。理由は食事を取っていると検査がしにくくなることと、超音波の検査自体は20-30分程度かかるため、当日はその他の患者さんとの兼ね合いで必ず時間枠を改めて指定して予約で来ていただくことにしています。

 

②眼科受診の指示・・・網膜症の評価は内科ではできないため、必ず眼科受診を指示しています。視力に異常を感じていなくとも、実は眼底出血している、などの可能性もあるため、一度問題ないと言われても必ず定期的に受診しましょう。その際に『連携手帳』というものをお渡ししています。これは、合併症の病気である糖尿病は各専門家に診てもらう必要があるため、特に糖尿病内科医・眼科医・歯科医がお互いの状況や治療を一目でわかるようにするための手帳であり、糖尿病患者さんには必須にものになります。

 

③腎臓病の評価・・・糖尿病の大きな合併症の一つですね。現在透析になってしまう患者さんの45%程度は糖尿病が原因と言われています。典型的な糖尿病性腎症はまず尿に異常が出始めるため、健診ではチェックしきれていない尿検査を実施します(もちろん採血で腎機能もチェックします)。腎臓病の有無によって治療法も変わってくることもあるため大切な検査ですね。

④血管の評価・・・狭心症や足の血管の評価を行うために、レントゲンや心電図、血管年齢などの評価を行います。心電図に異常があれば当院で心臓超音波検査も施行でき、心臓に異常があれば速やかに総合病院へご紹介いたします。

 

糖尿病は食事、運動、薬物療法の3本立てになることから問診にも時間がかかり、また、合併症の病気でもあるため検査を多く行わざるを得ません。しかし、きっちりと合併症のリスク評価を行い、それに応じて必要であれば総合病院へ紹介して更なる検査の可能性もありますが、そこを怠っていては糖尿病治療とは言えないため、自覚症状がなくとも初診に時間がかかることはご了承いただくしかありません。しかし、最初に合併症の精査をしっかり行い、治療方針を適切に決めることで、大きな合併症を起こすことなく良好な血糖値を得ることができるため、最初が肝心です!当然ですが、大きな合併症を起こしてしまってからでは、初診時の検査などとは比較にならないほどの多くの時間と費用がかかってしまいます。

 

今日は糖尿病の初診日の流れをご説明いたしました。初日はよほどの高血糖でない限りはいきなり治療を開始せず(開始するにしても弱い治療から開始します)、結果説明の日から検査結果に応じて治療を開始することになります。次回は治療の流れについて説明を行います。

 

【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】

板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。待合室は広く確保されており、予約システムを導入していることで待ち時間の短縮に努め、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症対策を万全に行っております。糖尿病治療に関して、当院は糖尿病治療に役立つFree style リブレを導入しております。ご興味のある方はいつでもお問い合わせください。

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