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こんにちは。当院は板橋区風しん対策事業の一環として、風しんの抗体検査、ワクチン接種を行っております。特に妊娠希望する方やそのパートナーの方からの問い合わせも多いため、今日は先天性風しん症候群予防と成人男性風しん抗体検査・ワクチン接種の事業に関して、検査~ワクチン接種の流れについてお話しします。
①まず、そもそも風しんって何?
風しんは子供がかかるイメージが強いかもしれませんが、大人でもかかることがあります。症状としては発熱や皮疹などですが、重症化すると脳炎や血小板減少性紫斑病などを引き起こすことがあります。また、妊婦の方が風しんにかかると、胎児に感染し、先天性風しん症候群を発症するリスクが非常に上がります。症状としては、先天性心疾患、白内障、難聴などですね。このようなリスクを避けるために風しんのワクチン接種を推奨しています。
②抗体検査とかワクチンって何?両方やらなければいけないの?
まず、風しんの抗体(簡単に言えば、ウイルスや細菌が入ってきたときに自分の身体を守るタンパク質のこと。抗体があればすでに免疫があるため感染リスクは低い、と言えます。)検査を行います。抗体が十分にあればワクチン接種は不要ですが、抗体が不十分であると先天性風しん症候群を発症するリスクが上がるため、ワクチン接種が必要になります。
【抗体検査対象者】
抗体検査を希望される方は、下記の4つの条件が必須となります。
・検査日に、板橋区に住民票がある
・過去に風しんの抗体検査を受けた記録がない(妊婦健診には風しん抗体検査が含まれているため、通常であれば検査を行っていると思われます)
・過去に風しん(麻しん風しん混合を含む)予防接種を受けた記録がない(ご自身の母子健康手帳を確認してください)
・過去に風しんにかかった(検査で証明)ことがない
かつ、下記の条件のいずれかにあてはまる方が対象です。
・妊娠を希望する19~49歳女性
・妊婦のパートナー、または妊娠を希望する19~49歳女性のパートナー(19歳以上。住所は板橋区外でも可能)
・妊婦の同居人(19歳以上)
※風しん第5期定期接種の対象となる方(昭和37年4月2日以降昭和54年4月1日生まれの男性)は、対象外となっています。その方々は、2022年3月31日まで風しんの予防接種の定期接種対象者となっています
【抗体検査の流れ】
【ワクチン接種対象者】
・接種日に板橋区に住民登録のある方
・妊娠を希望する19~49歳女性
・妊婦のパートナー、または妊娠を希望する19~49歳女性のパートナー(19歳以上)
・妊婦の同居人(19歳以上)
・低抗体価であると確認できる方
【ワクチン接種の流れ】
いかがでしたか?風しんのワクチンは、妊娠を考える女性だけでなく、そのパートナーや同居されている方全員に関わるものです。また、上述のように風しん第5期定期接種の対象となる方(昭和37年4月2日以降昭和54年4月1日生まれの男性)の独自の制度もあります。当院では、この制度の対象となる方へのワクチン接種も行っておりますので、ご希望の方はいつでもご連絡ください。
【ゆう徳丸内科皮膚科へのアクセス】
板橋区徳丸4丁目にあるゆう徳丸内科皮膚科へは、有楽町線・副都心線『地下鉄赤塚駅』、東武東上線『下赤塚駅』『東武練馬駅』から徒歩圏内です。国際興業バス(下赤03)、りんりんGO(板橋区コミュニティバス)「赤塚第一中学校」バス停目の前であり、駐車場・駐輪場完備、敷地内に薬局完備しており、受診しやすい環境を整えています。待合室は広く確保されており、予約システムを導入していることで待ち時間の短縮に努め、新型コロナウイルス感染症を始めとした感染症対策を万全に行っております。糖尿病治療に関して、当院は糖尿病治療に役立つFree style リブレを導入しております。ご興味のある方はいつでもお問い合わせください。