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夏に増える水いぼ、取るべきか取らないべきか?|医療法人社団悠正会 ゆう徳丸内科皮膚科|
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夏に増える水いぼ、取るべきか取らないべきか?

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・水いぼとは?

軟属腫ウイルスが表皮角化細胞に感染し生じるウイルス性のイボです。人→人へ直接接触で感染します。10歳前後から皮膚のバリア機能が強くなる為かかりにくくなり、ほとんどが乳幼児です。アトピー性皮膚炎がある方は特に感染しやすい傾向にあります。見た目は中央がやや陥凹し光沢のある白いぷつぷつで、全身どこにでもできます。

・治療

保険診療では、麻酔テープ(ペンレステープ)を小さく切り、水いぼに1個づつ貼り約1時間後に専用のピンセットでつまんで除去します。麻酔テープで痛みは緩和されますが、小さいお子さんですと、ピンセットを使用するため治療自体に恐怖心を抱いてしまうこともあります。

保険外診療ですと、M-BF クリーム(抗菌作用のある銀イオンや抗炎症作用のあるサクランという成分が配合)という外用薬があり、2.3か月の使用で8割の方に有効と言われています(1本2.200円)

・自然治癒しないのか?

水いぼは自然治癒すると言われています。ですので絶対につぶして取らなければいけない、ということはありません。

では、なぜ自然治癒するのに治療をするのでしょうか?

自然治癒までの期間は個人差が大きく、早ければ3.4か月、長いと2.3年以上かかる場合もあります。アトピーなど湿疹がある場合長期化する傾向にあります。

湿疹が併発している場合(がさがさや赤み、かゆみを伴う場合)は、それ自体が炎症を起こす(モルスクム反応といいます)ことが多く、かゆみで搔いてしまい広げてしまうことがあります。

接触感染のため、保育園や幼稚園でお友達にうつしてしまう可能性、自然治癒までの期間が長い場合水いぼのサイズがかなり大きくなってしまい、自然治癒したとしてもシミのような色素沈着が強く残る可能性があります。

ですので、

①湿疹が併発している場合

②特に顔など整容面で気になる場合

③自然治癒が遅い場合

④保育園や幼稚園などで水遊びの際は治療をするよう指示があった場合

上記の場合は、積極的に保険診療での除去や保険外診療のクリームの使用を説明させて頂いています。また湿疹が併発している場合、かいて広げてしまうことが多くかゆみ止めの塗り薬の使用しながら治療をしていきます。

ご本人やご家族のご意向をお伺いし、摘除せずに経過観察することもありますのでお気軽にご相談ください✨

 

 

 

 

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